こんにちは!おりをりおです!
今回は予告したように、休職前の症状についてまとめていきたいと思います。
とはいえ、私の場合は学生の頃から複雑性PTSDの症状が出ていたりと、「うつ病の初期症状」としては参考にならない部分も多いかと思います。あくまでこんな人もいるんだ、くらいに留めておいてくださいね。
前回の記事はこちら↓
うつ病の診断基準について
まずは簡単に、うつ病はどのような症状が出るのかまとめたいと思います。
実は診断基準というものが存在するのですが、今回は一般の人にも分かりやすく書いてくださっている「オンライン医療辞典MEDLEY」から一部引用させていただきます。
こちらのサイトは、難しい病気も分かりやすく解説してくださっているのでオススメです!
私も病気について患者さんに説明するときに参考にさせてもらっています!
うつ病は以下の内容を全て満たします。
- 以下の症状のうち、抑うつ気分か、興味、喜びの喪失のどちらかを含み、かつ計5つ以上の症状が2週間以上続く
- 抑うつ気分(気分が落ち込んで元気が出ない状態)
- 興味、喜びの喪失
- 食欲がない、食べ過ぎてしまう、体重が減る、または増える
- 睡眠の異常(目がすぐに覚めてしまう、熟睡できない、眠りが浅い、寝すぎるなど)
- 動きが鈍い、落ち着きがない
- 疲れやすい、やる気が出ない(気力の減退)
- 自分なんて価値がない人間だと思ってしまう、自分のせいで人に迷惑がかかっていると感じてしまう
- 集中力がない、ものごとをじっくり考えられない、決断できない
- 死んでしまいたいと思う(希死念慮)、自殺について考える、身辺整理など自殺の準備をする
- うつ病の影響により以前できていたことができなくなる
- 精神的な症状より先に身体的な症状が出ることも多い。具体的には消化器症状(食欲が沸かない、便秘など)や生殖器障害(性欲減退や月経異常)、疲れやすさや動悸など
- 症状による苦痛、社会的、職業的、その他の重要な機能障害がある
- 他の病気や薬による症状ではない
- 統合失調症、妄想性障害などほかの病気によって説明できない
- そう病、軽そう病の症状が現れたことがない
- 症状はほとんど毎日現れている
- 思考力の低下により高齢者では認知症に似て見えることがある(仮性認知症)
- 他に典型的でない症状も出ることがある
- 涙もろい
- 考え込む
- 同じ考えを繰り返すことを止められない
- 不安
- 恐怖
- 健康に対する心配
- 頭痛、関節痛、腹痛などの痛み など
高校生まで
幼稚園の頃からいじめられていましたが、よく登校前に頭痛や腹痛、吐き気がひどくなり、「休みたい」と訴えていた記憶があります。
中学生になるといじめが酷くなるにつれ、症状も強くなりました。
上記のうつ病の症状がほぼ全て出ていたうえに、「街中ですれ違う人がみんな自分の悪口を言っているのが聞こえる」「家の中にいじめっ子たちが仕掛けた監視カメラがある」などの被害妄想や幻聴がありました。
指を強く噛む、壁に頭を打ちつけるなどの自傷行為もこの頃から出始めたかと思います。自殺未遂もしましたね。今思うと、少し統合失調症っぽい感じだったな?
しかし、私が中学生くらいの頃というのは「精神科に通う」というのは一般的ではなく、内科で睡眠薬をもらうのみでした。
高校生になりいじめから解放されると、上記の症状はほぼ全て落ち着きました。唯一残ったのが不眠症です。
内科で睡眠薬はもらい続けていましたが、それでも寝れないことが多い私を見かねて「こんなもの飲んでるから余計に寝れないのよ!」と母親に睡眠薬を取られました。
それ以降は余計に不眠が悪化して、体調を崩すことが多かったです。
大学生まで
大学は関東で一人暮らしになり、家族から離れたことでストレスが減った感覚がありました。それでも不眠状態は続き、内科で睡眠薬を度々もらっていました。
なぜ内科かというと、保険証の明細が実家に届くからですね。「精神科」と書いてあると何て言われるかわかりませんから(笑)
内科で診察してもらう分には病院名くらいしか書かれないので、あえて内科を選んでいました。
他にも自傷行為は継続してありました。完全に癖になっていましたね。自傷行為については、またいつか詳しく書きたいと思っています。
そして大学生になった頃から、フラッシュバックが出始めました。高校生の頃はむしろ「思い出せなかった」ので。一番最初のきっかけは、精神科に関する授業を聞いている時だったかな?
授業で複雑性PTSDという病名を知り、「きっとこれなんだろうなあ」と思った記憶があります(笑)
それでも頻度は少なかったので、フラッシュバックで精神科に行こうとは思いませんでした。実習でいじめられたときは、めちゃくちゃフラッシュバックしてつらかったけど(笑)
社会人3年目頃まで
先輩となるリハビリ科のスタッフたちが良い印象だった実習地を選んで就職しました。人間関係でごちゃごちゃするのはこりごりだったので(笑)
とても優しくて変わった先輩や上司に囲まれて仕事をしていました。なぜか自殺未遂経験者が多く、その話で笑って盛り上がるくらいには打ち解けていました(笑)
なんでお前らそんな話で盛り上がってるの…?
不眠の症状もありましたが、「体調の波」として捉えることができる程度になったため、社会人になってからは余った睡眠薬を時々使う程度になっていました。
お局様にはいじめられていましたが、先輩方が味方をしてくれることからそこまで深く悩まずに過ごすことができていました。
うつ病発症まで
大きく状況が変わったのは、私が別の仕事に任命されてからでした。
頑張って耐えていましたが、1年ほどかけて少しずつ以前のような症状が出始めました。
不眠、抑うつ気分、自己否定、不安、頭痛、吐き気、そしてフラッシュバック…。そのような症状が出ている自分にイライラして自傷行為も出ていました。
眠れずに仕事に支障をきたす日々が続き、精神科で睡眠薬をもらうか悩んでいた頃、とうとう前回の記事にも書いたトラブルが起こります。
それからはもううつ病の症状フルコンボ。それでもどちらかというと当時は身体症状が強かったと思います。
頭痛や腹痛、吐き気や倦怠感と闘いながら仕事に行き、休みの日はベッドで動けないまま終わる、という日々を繰り返していると、だんだん体が動かなくなってきました。
うまく言えませんが、自分の体じゃないような感覚がするんですよね。鉛の塊を動かしているような感じ。解離の症状だったのかな?
今思うと、体を動かすことを脳が拒否していたんだろうな、という感じです(笑)
すると日常生活にももちろん支障がでます。それまでできていた家事がほとんどできなくなり、重い体を動かしてやっとトイレに行くような状態。
食欲もなくなり、体重もかなり落ちました。希死念慮も出始めました。
もちろん仕事もできなくなり、短時間勤務になるも限界。休職を言い渡されました。
もしかして今が一番ストレスフリー?
この記事を書いた感想がこれです(笑)
私の人生で一番ストレスがなかったのって、大学生や社会人なりたての頃、そして今なのでは?(笑)
今は作業所に通いながら体力をつける生活を送っていて、体が動かず寝込んだり復職のストレスがあったり寝れなかったりしているので、おそらく前者の方が楽だったかな?(笑)
いやあよく生きました。私えらい。(笑)
まあ冗談はこのくらいにして、私の場合はうつ病の症状がじわじわ始まった感じでしたね。大きな変化がないからこそ、本人も周囲の人も気が付かなかったりするのかなあと思ったり。
もしこのブログを見ている方で「自分はこうだったよー」とかありましたら、コメント、もしくはTwitterで#おりをりずむのハッシュタグで呟いてもらえると嬉しいです!感想もお待ちしてます!
それでは今回はここまで!おりをりおでした!
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