「一人じゃない」うつ病休職中の私を支えてくれた夫への感謝

「一人じゃない」うつ病休職中の私を支えてくれた夫への感謝 うつ病闘病記録
この記事を書いた人
おりを りお

うつ病になった作業療法士。障害者手帳は3級。
うつ病と診断されて休職、退職した経験を、当時の日記からブログに起こしています。
また、作業療法士の知識を生かして、精神疾患のある方やそのご家族向けの情報をまとめています。

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こんにちは!おりをりおです!

うつ病で休職中の私の生活は、心身ともに不安定な日々が続いています。

特に最初の頃は、体も心も辛くて何もする気が起きませんでした。

そんな中でも、私のそばで支えてくれたのが夫の存在です。

今回は、休職中の私が夫に全面的に頼りながら過ごした日々、そしてその中で感じた感謝と、時に押し寄せた葛藤について、私のリアルな体験談をお話しします。

前回は休職して1週間の変化をまとめています。

休職8日目:心と体の変化と夫への依存

休職して8日目、私は当時の日記にこう記していました。

今私は完全に夫に依存して生活しています。
家事はほぼ全て夫がこなしてくれています。

フルタイムで仕事してるのに、帰ったら新婚の妻の世話…
申し訳ない…

またよくできた夫でね…
私の治療方針とか困りごととか、全部聞いて受け止めてくれています。

「夫が今度ストレスで潰れちゃうよ」
と私が言うと
「そんな簡単に潰れないわ!舐めるな!」
と笑顔で返してくれます。

こんな素晴らしき夫に甘えまくって生活している私ですが…

さすがに依存しきるとこの夫でも潰れてしまうと思うので、Twitterやブログ、ゲームなどにも依存するようにしています。

依存先を増やして、1箇所に負担がかかるのを防いでるわけです。

とはいえ夫にはまだまだ甘えてますが…

出来ればもう少し家事とかできるようになって、夫の負担を減らしたい…

とはいえ私はほぼ寝たきりなので、体力は落ちていく一方…

さっき洗濯機のフィルターを洗っただけで疲れて横になってます笑

申し訳ないが夫よ…
家事は任せた…

この日記からもわかるように、食欲の回復といった小さな変化を感じつつも、私は完全に夫に依存して生活していました。

家事のほとんどを夫に任せざるを得ない状況に、申し訳なさを感じながらも、彼の言葉にどれほど支えられたか、今でも忘れられません。

寝たきりの日々で感じた夫の「足枷」という思い

入籍してすぐに休職し、ほぼ寝たきりの状態になってしまったので、夫も相当戸惑ったと思います。

お互いに一人暮らしの経験があり、家事スキルは問題ないはずでした。

本来なら、料理をこまめにする私が家事の多くを担当するだろうと考えていたのですが、現実はまったく違いました。

寝たきりで家事ができず、希死念慮に襲われては夫に泣きつく日々。

何よりも夫への負担が心配で、そして自分が「足枷になっている」と思うと、「私なんていなくなればいいのに」と何度も考えていました。

おりをりお
おりをりお

よく…離婚されなかったな…

うつ病回復の鍵:「諦めること」の大切さ

うつ病を経験して強く感じたのは、「とにかく諦めること」の重要性です。

私が少しずつ回復できたのは、この「諦める」ということを受け入れられるようになってからでした。

  • 「家事を完璧にこなすこと」を諦める。
  • 「休職中に早く回復しなきゃ」という焦りを諦める。
  • 「迷惑をかけてはいけない」という思いを諦める。

これらは、健全な心であれば当然のことのように思えるかもしれません。

しかし、うつ病の渦中にいると、「頑張らなければ」「完璧でなければ」という思考から抜け出せなくなります。

「諦め方」を学ぶまでにはかなりの時間がかかりましたが、それも回復への大切なプロセスだったと、今では思っています。

この「諦める」ということについては、また別の機会に詳しく書いてみたいと思います。

最後に:支えてくれる人がいることの尊さ

うつ病の休職中は、本当に孤独を感じやすい時期です。

そんな中で、夫のように全面的に支えてくれる存在がいたことは、私にとって何よりも大きな回復への力となりました

「迷惑をかけている」という罪悪感に苦しむこともあるかもしれません。

しかし、どうか覚えておいてください。あなたの周りの人は、あなたを支えたいと心から願っています。

あなたの回復を心から願っています。

今回はここまで。
おりをりおでした!

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