「うつ病かもしれない」と気づいた時、一番怖いのは恋人の反応ではないでしょうか。

精神科に行くと言ったら引かれるかも…

サボりだと思われて、別れを切り出されるかも…
当時、まだ結婚前でお付き合いしていた彼氏(現在の夫)に対して、私はそんな不安でいっぱいでした。
今回は、うつ病当事者である私(OTりお)が、当時の彼氏に「あの時、本当はどう思っていたの?」と直撃インタビューしました。
「うつ病の恋人への反応」や「支える側の本音」を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
1. 毎日泣いている私を見て、正直「サボり」だと思わなかった?
まずは一番怖い質問から。
うつ病の初期、私は毎朝のように泣いて仕事に行渋っていました。

単刀直入に聞きます。
うつ病が酷かった時、毎日「仕事行きたくない」って泣いてたじゃん?
正直なところ、「甘え」とか「サボり」だとは思わなかった?

思わなかったよ。
もともと仕事柄、うつ病の方と接する機会があったし、休職から復職する人を見てきたから、「うつ病とはそういうものだ」っていう知識があったんだよね。
だから「甘え」とかじゃなくて、病気の症状なんだなと捉えてた。

えっ、そうなの!?
私、当時は「怠けてるって思われたらどうしよう」って必死だったんだけど…。

むしろ、「どう接していいか」は迷ったかな。
仕事をしている以上、行かなきゃいけないのは事実だから、それを「頑張って行きなよ」と後押ししていいのか、「休みなよ」と言うべきなのか…。
そこはすごく悩んだね。
💡 【OTりおの解説】「知識」が偏見を防ぐ壁になる
夫が「サボり」と思わなかった最大の要因は、「事前の知識(予備知識)」を持っていたことでした。
うつ病の症状には「意欲の低下」や「感情失禁(涙もろくなる)」があります。知識がないと、これを「性格の問題(甘え)」と混同してしまいがちです。
しかし、夫のように「これは症状だ」と切り離して捉えることができれば、パートナーへの不信感はぐっと減ります。
もしパートナーの理解が得られない場合は、「本人の性格ではなく、脳のエネルギー切れという『状態』なんです」と説明する、あるいは第三者(医師など)から説明してもらうことが有効です。
当時の私は、まさに「頑張りたい気持ちはあるのに、体が動かない」という矛盾に苦しんでいました。その時の葛藤については、こちらの記事でも詳しく書いています。
2. 「精神科に行く」と言った時の衝撃度と、夫が見ていたSOS

じゃあさ、内科とかじゃなくて「精神科に行く」って言った時のこと覚えてる?
あの時、衝撃を受けたり「うわ、重い彼女だな…」って引いたりしなかった?

衝撃は全くなかった(笑)
むしろ「やっと行く気になったか、行ったほうがいいよ」と思ってた。
うつ病は「心の風邪」みたいなもので、治療すればある程度改善する見込みがあるって知ってたから。

えー!そうだったんだ。何を見てそう思ったの?

決定的だったのは、りおが「体が痛い」って言い始めたことかな。

あ〜…言ってたかも。全身痛いって。

そう。眠れないとか気分の落ち込みだけじゃなくて、身体症状が出たらさすがにヤバイ状況だっていうのを知ってたから。
「とにかく早く休んでくれ、病院行ってくれ」って思ってたよ。
💡 【OTりおの解説】なぜ夫は「痛み」で危機感を持ったのか?
ここが今回のインタビューの最重要ポイントです。
夫は、私の「気分の落ち込み」以上に、「身体症状(全身の疼痛)」を危険なサインとして捉えていました。
うつ病は心の病気だと思われがちですが、実は以下のような身体症状が先に出ることが多々あります。
これらは「仮面うつ病」とも呼ばれ、心のSOSが体に現れている状態です。
夫のように「体が痛い=限界のサイン」と気づいてあげられることは、早期受診につなげるために非常に重要です。
夫が心配した「身体症状」の正体とは?
当時、私の体に起きていた「ドクターストップ直前の5つの危険サイン」については、こちらの記事で詳しくまとめています。

また、うつ病による「体の痛み(肩こりや重だるさ)」は、ただの疲れとは違います。私が実践していた、寝たままできる対処法はこちら!
3. 【核心】ぶっちゃけ、別れようと思わなかった?

これが一番聞きたかったこと。
当時まだ付き合ってる段階だったし、結婚の約束もしてなかったじゃん?
面倒くさい彼女と「別れようかな」って、一瞬でも頭をよぎらなかった?

思わなかったね。

(即答…!)なんで?

りおって、こっちに負担をかけないようにするタイプじゃん。
一人で抱え込んで、迷惑をかけないように必死になってるのが分かってたから。
だから、こっちとしての負担感は全然なかったんだよね。

そう見えてたんだ…。

それに、その時点でもう結婚は考えてたから。
将来一緒になるつもりだったし、支えたいと思ってたから、別れる必要性は感じなかったというのが正直なところかな。
💡 【OTりおの解説】「迷惑をかけない」という姿勢が、逆に信頼を守った
うつ病の当事者は「私は家族の重荷だ」と思い込み、自責の念に駆られます。
しかし、夫の視点は違いました。
この「認識のズレ」があったのです。
もし私が「病気なんだから優しくしてよ!」と依存的に振る舞っていたら、夫の反応は違っていたかもしれません。
皮肉なことですが、「迷惑をかけまい」とする姿勢そのものが、パートナーからの信頼を維持する要因になっていたようです。

実は、「迷惑をかけたくない」と思ってしまうこと自体が、うつ病特有の思考の罠でもあります。なぜそう思ってしまうのか、OTの視点で深掘りしました。
4. 当時の私に声をかけるなら?

最後に。
あの頃、自分がどれだけ無理してるか分かってなかった私に、今のあなたから声をかけるなら?

「何でもいいから、とにかく早く休め!」かな(笑)
当時の自分は、自分が無理をしているのかどうかも分からなくなってたじゃん?
「休むべきなのか、頑張るべきなのか」の判断ができなくなってたから、「いいから休め」と強制的にでも言いたいね。

確かに…。当時は「休む=悪」だと思ってたもんね。
あの時、見捨てないでいてくれてありがとう。
今振り返れば、「何もせず寝ている時間」こそが回復に必要なリハビリでした。焦って動けなくなっている方は、こちらも読んでみてください。
まとめ:パートナーを支えるために必要なのは「知識」と「観察」
今回のインタビューで分かったのは、うつ病の恋人に対するベストな反応とは、過剰に心配することでも励ますことでもなく、「知識を持って冷静に観察すること」でした。
夫は私の「言葉(仕事に行きたくない)」だけでなく、「体(痛がっている)」というサインを見て、「これは病気だ」と冷静に判断してくれていました。
もしあなたが今、恋人の反応が怖くて言い出せずにいるなら、まずは「体が痛くて辛い」という身体的な不調から伝えてみるのも一つの手かもしれません。
次回予告:「お風呂に入れない…」生活崩壊した私を見て、夫はどう思った?
今回は「精神科に行く」と言った時の反応でしたが、次回はいよいよ「生活のリアル(同棲・結婚編)」に切り込みます。
うつ病で一番情けない瞬間。それは「お風呂に入れない」「家事ができない」ことではないでしょうか。
- なかなかお風呂に向かえず、グズグズしている私を見てどう思った?
- 家事が一切できず、自分が料理や掃除をするしかない状況にどう感じてた?
- 夫がこっそり実践していた「メンタルを保つコツ」とは?
次回、夫の口から出たのは、またしても予想外の答えでした。「キレイごと」抜きの夫婦の生活実態を公開します。
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