【うつ病経験者が選定】休職中に読んで楽になったおすすめ本5選

休職中に読んで楽になった本 コラム
この記事を書いた人
おりを りお

うつ病になった作業療法士。障害者手帳は3級。
うつ病と診断されて休職、退職した経験を、当時の日記からブログに起こしています。
また、作業療法士の知識を生かして、精神疾患のある方やそのご家族向けの情報をまとめています。

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こんにちは、おりをりおです。

今、このページを読んでくださっているあなたは、もしかしたら、かつての私と同じように心が疲れて立ち止まっている状態かもしれませんね。

私自身、以前にうつ病で休職を経験し、現在はパート勤務で復職した現役の作業療法士です。

休職中は「何もできない」「社会から取り残される」と焦燥感に苦しむ日々でした。

おりをりお
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文字なんて頭に入らないと思うこともありました…

でも、そんな「頑張りたくても頑張れない」日々の中で、私をそっと支え、心の光となってくれたのが「本」でした。

本は「がんばる」ためのツールではなく、ただ「そっと寄り添ってくれる」存在です。

無理に読み進める必要はなく、一行だけでも、心が少しだけラクになる。そんな本たちを、今回は5冊厳選してご紹介します。

「読みやすい」「心が楽になる」「自分だけじゃないんだ」と共感できる本ばかりです。

まずは気になる一冊から、あなたのペースで読み始めてみませんか? きっと、あなたの心に寄り添い、小さな希望をくれる言葉が見つかるはずです。

今回紹介している本は、全て楽天roomでも紹介しています。

おすすめ本を選ぶ時に大切にした3つのこと

心がホッとする「読みやすさ」

文字が多すぎず、行間が広い、イラストが多いなど、読書へのハードルが低いこと。

集中力が続かない時期でも、無理なく読み進められた体験に基づいています。

そっと「共感」してくれる優しさ

「私だけじゃない」と思える、心の奥底に触れる言葉があること。

無理にポジティブにならなくても良い、今の自分を肯定してくれるメッセージです。

「小さな前進」を感じられるヒント

生きるのが少しだけ楽になる視点や、心を休める具体的な方法が書かれていること。

「いきなり元気にはなれないけど、少しだけ希望が見えた」という体験から選びました。

【タイプ別】休職中に読んで心が軽くなったおすすめ本5選

ここからは、私が実際に休職中に読んで、心と体が少しずつ楽になった本を5冊ご紹介します。

「回復の段階」や「心の状態」に合わせて、大きく2つのカテゴリーに分けてみました。あなたの今の状態に合う一冊から、ぜひ手に取ってみてくださいね。

【心の回復初期〜中期向け】心がふっと軽くなる「共感と癒し」の2冊

このカテゴリーの本は、まだ読書に集中するのが難しい時期や、「自分だけが苦しい」と感じる孤独な気持ちに寄り添ってくれます。

無理なく読み進められ、心がフッと軽くなるような、優しい言葉とメッセージが特徴です。

① 『心の不安がスッと消える うつ吸いイラスト帳』

うつ吸い 本

\きっと光が見つかります/

本の概要

うつ病当事者のリアルな体験を、繊細な描写と共感あふれる言葉で漫画にした作品です。
日常の小さな苦しみや心の変化に優しく光を当て、言葉にできないつらさもそっとすくい上げてくれます。

私がこの本を読んで心が軽くなった理由

この本は、まさに「これは私のことだ」と、ページをめくるたびに涙が溢れ、心が救われるような感覚でした。

誰にも言えなかった孤独な気持ちや、頑張りたくても頑張れないもどかしさを、こんなにも理解してくれている人がいたんだ、という確かな安心感を与えてくれました。

うつ病のリアルな当事者の声だからこそ、深く共感できるポイントがたくさんあります。「自分だけじゃないんだ」と感じることは、心の重荷を少しだけ軽くしてくれます。

うつ病で休職した当時の私が読んだ体験談もあります!

こんな時におすすめ

  • 誰にも理解されない孤独を感じている時
  • 「自分だけがおかしいのでは…」と苦しい時
  • まだ文字を読むのがしんどいうつ病初期段階でも、漫画形式で無理なく読みたい時

\この機会に手に取ってみませんか?/

② 『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』

1秒で不安が吹き飛ぶ言葉 本

\あなたの心をフッと軽くします/

本の概要

Twitterで人気の精神科医Tomy先生が、日常の不安や悩み、人間関係、自己肯定感について、時にズバッと、時に優しく語りかける言葉が詰まった一冊です。
読者の心を軽くするヒントが凝縮されています。

私がこの本を読んで心が軽くなった理由

「どうしてこんなに不安なんだろう」「私だけが変なのかな」と頭の中でぐるぐる考えてしまう時に、Tomy先生の言葉が、凝り固まった思考をポンッと解き放してくれました。

特に印象的だったのは、「疲れているときって生き身を考えすぎなのよ。もっと考えすぎず、主観的に生きればいいの。」という言葉です。さらに「虫けらのように生きていい」という言葉には、ふっと笑いながらも、ガチガチだった心が溶けていくような、不思議なほど大きな励ましをもらいました。

この本を入り口に、以下のTomy先生の1秒シリーズを読み進めることで、さらに心が軽くなるヒントが見つかるかもしれません。

こんな時におすすめ

  • 漠然とした不安や悩みに押しつぶされそうな時
  • 人間関係で疲れてしまった時
  • 誰かの率直な言葉で、心をラクにしたい時

\この機会に手に取ってみませんか?/

【少し元気が出てきた方向け】「小さな一歩」と「心の土台作り」を応援する3冊

このカテゴリーの本は、心の回復期に入り、「少しずつ何かを始めてみようかな」「漠然とした不安を解消したい」と感じ始めた方に特におすすめです。

すぐに劇的な変化はなくても、日々の小さな行動を後押ししてくれたり、心の土台を強くするヒントを与えてくれたりするでしょう。

③ 『何があっても「大丈夫。」と思えるようになる自己肯定感の教科書』

自己肯定感の教科書 本

\「大丈夫」と思える自分に/

本の概要

1万2000人を救った中島輝先生が、何があっても「大丈夫」と思えるようになるための自己肯定感の高め方を体系的に解説。
具体的なワークも豊富に含まれており、実践しやすいのが特徴です。

私がこの本を読んで心が軽くなった理由

休職中、自己肯定感がどん底まで落ちて「自分には何の価値もない」と感じていた私にとって、この本は本当に希望の光でした。自己肯定感は生まれつきのものではなく、「高められるものなんだ」という事実を知れただけでも、心が少し軽くなったのを覚えています。

特に心に響いたのは、「私たちは『忘れたい』『こだわりたくない』と意識していることほど、『忘れられず』『こだわってしまう』のです」という、第2感「自己受容感」に関する言葉です。

複雑性PTSDを持つ私にとって、忘れられない過去の出来事に固執してしまう自分を責めることがありましたが、この言葉は「それが普通のことなんだ」と、ありのままの自分を受け入れる大きなきっかけを与えてくれました。

完璧を目指さなくても、小さなことから少しずつ自分を認め、心を癒していく方法が優しく示されています。論理的でありながら温かい言葉で、下がりきった自己肯定感を立て直す手助けをしてくれる一冊です。

こんな時におすすめ

  • 回復期に入り、少し前向きになりたいけど自信がない時
  • 自分を責めてしまう癖がある時
  • 自己肯定感を高める方法を具体的に知りたい時

\この機会に手に取ってみませんか?/


④ 『マンガでわかる! 気分よく・スイスイ・いい方向へ「自分を動かす」技術』

自分を動かす技術 本

\小さな一歩のヒントがここに/

本の概要

行動科学に基づき、完璧を目指さず、無理なく自分を動かすための具体的な方法を解説しています。
「行動のハードルを下げる」という新しい視点が、動けない心の重さを和らげ、小さな一歩を踏み出す勇気をくれます。

私がこの本を読んで心が軽くなった理由

「何かしたいけど、なかなか行動に移せない…」と焦りを感じ始めた頃、この本に出会いました。特にPart1の「やっかいな『自分の感情』と上手に付き合う」の中の「7 ネガティブ思考は武器になる」という部分が衝撃的でした。

うつ病の時は、ネガティブ思考自体が悪いもの、なくすべきものだと思って自分を責めていましたが、「ネガティブ思考は、上手にコントロールすれば『自分を成長させる』ためのエネルギーになる」「変えるのはあなた自身ではありません。状況です。方法です。」という言葉にハッとさせられました。

行動できない自分を責めるのではなく、環境や方法を変えることで行動へのハードルが下がるという考え方は、心に余裕がない時期でも実践しやすいヒントになりました。無理なく、小さな変化から始めたい時に、そっと背中を押してくれる一冊です。

こんな時におすすめ

  • 「何かしたいけど、なかなか行動に移せない」と感じ始めた時
  • 少しずつでもいいから前に進みたいと思った時
  • 自分のネガティブ思考と向き合いたいけど、どうすれば良いか分からない時

\この機会に手に取ってみませんか?/


⑤ 『超訳 般若心経 “すべて”の悩みが小さく見えてくる』

超訳般若心経 本

\心が広がる体験をしてみませんか/

本の概要

難解とされる仏教の教え、般若心経を、現代に生きる私たちの心に響く言葉で優しく「超訳」した一冊です。
執着からの解放や、あるがままを受け入れる心の在り方など、普遍的な生きるヒントが凝縮されています。

私がこの本を読んで心が軽くなった理由

回復期に入って少し落ち着いた頃、まだ漠然とした不安や、焦燥感に襲われることがありました。そんな時、この本に出会い、「波羅蜜多」の章にある「お先にどうぞ」この余裕をもつという教えに深く感銘を受けました。

病気で人よりも遅れをとってしまったという罪悪感や、誰よりも早く回復したいと焦ってしまう気持ちがあった私にとって、「『早くがいい』を捨てて、『自分より人を先に』と、譲った。とたん、心の中に、すばらしい安らぎが生まれた。」という言葉は、人と比べず、ゆったりと自分のペースで進んでいいんだと、心を軽くしてくれました。

文字数は多いですが、一つ一つのフレーズが心に深く染み渡り、無理に全部読まなくても、心に響いた部分を繰り返し読むだけで、心が広がるような体験ができました。人生全体を俯瞰する視点を得られ、焦りや不安が和らぎました。

こんな時におすすめ

  • 少し気持ちに余裕が出てきたけど、まだ漠然とした不安や焦りがある時
  • 物事の捉え方を変えたいと思った時
  • 心をさらに深く癒し、生き方について考えたい時

\この機会に手に取ってみませんか?/

焦らなくて大丈夫!本はいつでもあなたに寄り添ってくれます

今回の記事では、私自身がうつ病で休職中に実際に読んで、心が軽くなり、少しずつ前向きになれた本を5冊ご紹介しました。

心が疲れている時、読書は大きなエネルギーを必要とする活動に思えるかもしれません。

でも、無理に全部読み切る必要はありません。興味を持ったページだけ、心に響いたフレーズだけ、パラパラと眺めるだけでも十分です。

読めない日があっても、途中で投げ出しても、全く問題ありません。本は、あなたのペースで、あなたの心の状態に合わせて、いつでもそこにいてくれます。

もしこの中で気になる本があったら、ぜひ手に取ってみてください。あなたの心に寄り添い、小さな希望をくれる一冊が見つかることを心から願っています。

今回ご紹介した本は、全て楽天ROOMでも紹介しています。普段楽天をご利用の方やポイントを貯めたい方は、ぜひこちらからもチェックしてみてくださいね。

楽天room

おりをりおでした!

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