うつ病休職中で生活費が足りない…生活保護以外で頼れる社会福祉協議会の貸付制度

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うつ病休職中で生活費が足りない…生活保護以外で頼れる社会福祉協議会の貸付制度 支援サービス・制度
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この記事を書いた人
おりを りお

うつ病になった作業療法士。障害者手帳、年金は3級。
うつ病と診断されて休職、退職、復職した経験を、当時の日記からブログに起こしています。
また、作業療法士の知識を生かして、精神疾患のある方やそのご家族向けの情報をまとめています。

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休職しているから生活費が足りないけど、生活保護は…

親との関係性も悪いから扶養照会が…生活保護以外の制度を頼りたい…

うつ病や心の不調で休職中、ただでさえ心身がしんどいのにお金の不安が押し寄せていませんか

傷病手当金だけでは足りないけどいつまで休職が続くか分からない、将来への不安…眠れない夜を過ごしているかもしれません。

「生活保護」という選択肢が頭をよぎるものの、扶養照会への抵抗や「最後の手段」という心理的なハードルから、なかなか踏み出せない方もいるのではないでしょうか。

今回の記事では、生活保護以外の選択肢として社会福祉協議会の貸付制度(生活福祉資金貸付制度)を詳しく解説します。

国や自治体が用意している「知る人ぞ知る」支援制度を活用することで、一時的な生活の難しさを乗り越えられるかもしれません。

一人で抱え込まず、まずは「知る」ことから始めてみませんか?

おりをりお
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生活保護についても解説しています!
扶養照会を断れるケースについてもお話しているので、参考にしてくださいね!

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1. 休職中の生活費が足りないけど、生活保護は抵抗がある方へ

休職中 生活費 足りない 生活保護以外

うつ病などで休職すると収入が減るだけでなく、いつまで休職が続くか分からない不安が募りますよね。

おりをりお
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私自身も、傷病手当金がもらえる1年半では回復できませんでした…

  • 傷病手当金だけでは足りない
    会社員の多くが利用する傷病手当金は、給与の約2/3。
    これだけでは生活が苦しいケースも少なくありません。
  • 支給期間終了後の不安
    傷病手当金がもらえるのは最長1年6ヶ月。
    その後の収入源をどう確保するか、考えるだけで大きなプレッシャーになります。
  • 病気特有の出費
    医療費や通院のための交通費、カウンセリング費用など、病気だからこその出費がかさむこともあります。
  • 将来への漠然とした不安
    復職の目処が立たない、あるいは退職した場合の再就職までの期間の生活費など、先の見えない状況が不安を増大させます。

こんな切羽詰まった状況で、国が保障する制度として生活保護が頭をよぎるのは自然なことです。

しかし、その一方で「扶養照会で家族に知られたくない」「手続きが複雑そう」「一度受けたら抜け出せないのでは」といった心理的なハードルから、なかなか踏み出せない方もいるのではないでしょうか。

2. 生活保護は「最後の砦」?生活費に困った時の公的支援制度を比較

休職中 生活費 足りない 生活保護以外

生活保護は、憲法で保障された「健康で文化的な最低限度の生活」を国が保障する「最後のセーフティネット」です。

おりをりお
おりをりお

本当に困っている方はためらわずに利用を検討すべき、とても大切な制度です。

しかし、先ほどお話ししたようにその利用には心理的なハードルがあるのも事実ですよね。

そこで、生活保護以外の選択肢としてぜひ検討してほしいのが社会福祉協議会の貸付制度なんです。

まずは、二つの制度の主な違いを比べてみましょう。

生活保護と社会福祉協議会の生活福祉資金貸付制度の比較表。生活保護は返済不要だが原則として家族への扶養照会がある。社協の貸付は返済が必要だが低金利・無利子で、家族への連絡なしで利用できるため、周囲に知られたくない場合に有効。

このように、両制度には明確な違いがあります。

生活保護は「給付(返さなくていいお金)」なので、「まずは親族に頼ってください」という確認が必要になります。

一方、社協の制度はあくまで「貸付(借金)」です。あなたが「将来返します」と約束してお金を借りる契約なので、家族に連絡が行くことはありません。

「借金になるのは怖い」と思うかもしれません。

でも、「誰にも知られずに、当面の生活費を確保できる」という安心感は、メンタルの回復において何よりも代えがたいものです。

傷病手当金障害年金失業保険(基本手当)など他にも様々な制度が存在しますが、今回は特に生活保護が難しいと感じる方が検討したい「社会福祉協議会の貸付制度」に焦点を当てていきますね。

3. 【休職中・うつ病でも利用可能?】社会福祉協議会の「生活福祉資金貸付制度」とは

社会福祉協議会(略して「社協」)は、地域のみんなが安心して暮らせるように活動している民間の組織です。

この社協が、生活に困っている方々(低所得世帯、高齢者世帯、障害者世帯など)に対して利息がとても低かったり、全くかからなかったりする形で生活費などを貸し付けてくれるのが生活福祉資金貸付制度なんです。

これは単にお金を貸すだけでなく、経済的に自立したり生活のやる気を取り戻したり安定した暮らしができるようにサポートすることを目的としています。

おりをりお
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厚生労働省のページも参考にしてみてくださいね!

「低所得者世帯」って?うつ病で休職中のあなたも対象になる可能性!

「低所得者世帯」というのは、だいたい市町村民税がかからないくらいの収入の世帯が目安とされています(政府広報オンラインより)。

休職で収入が減ってしまったり退職後に一時的に収入がなくなったりすると、あなたの世帯も当てはまる可能性があります。

また、療育手帳や精神障害者保健福祉手帳を持っている場合は「障害者世帯」としてこの制度の対象になりますよ。

この制度は単にお金を貸すだけでなく、あなたの生活を立て直すための「生活困窮者自立支援制度」と深く連携しています。

専門の相談員さんが、あなたの状況に合わせた自立計画を一緒に立ててくれることもあります。

お金の貸付と一緒に色々な角度からの支援が受けられるので、一人で抱え込まずに相談できるという安心感もありますね。

4. 貸付資金の種類と、休職中の方が知っておくべきポイント

社会福祉協議会の総合支援資金で借りられる金額の目安図解。生活支援費は単身月15万円・2人以上月20万円以内(最長12ヶ月)、住宅入居費は40万円以内、一時生活再建費は60万円以内。連帯保証人ありで無利子、なしで年1.5%。

生活福祉資金貸付制度にはいくつか種類がありますが、休職中の方が特に知っておくべきは「総合支援資金」です。

総合支援資金(最も重要)

  • 目的
    失業などで生活に困っている人が、生活を立て直し、経済的に自立していくための資金です(政府広報オンラインより)。
  • 対象
    お金を借りることで自立が見込まれる方で低所得者世帯であること、そして社会福祉協議会やハローワークなど関係機関からの継続的な相談支援を受けることに同意していること、などが主な条件になります。
  • 主な種類と貸付限度額
    • 生活支援費
      生活を立て直すまでの間(原則3ヶ月間、最長12ヶ月まで延長可能)に必要な生活費用です。
      月々、二人以上の世帯なら上限20万円、一人暮らしなら上限15万円まで借りられます。
    • 住宅入居費
      敷金や礼金など、新しい家を借りるために必要なお金です。40万円以内が目安です。
    • 一時生活再建費
      生活を立て直すために一時的に必要で、普段の生活費ではまかないきれない費用です(例えば就職・転職のための技能習得にかかるお金、滞納している公共料金の一時的な立て替え、債務整理をするために必要な経費など)。60万円以内が目安です。
  • 連帯保証人の有無と金利
    もし連帯保証人を立てる場合は利息なし(無利子)で借りられます。
    連帯保証人がいない場合でも借りられますが、その場合は年1.5%の利息がかかります(厚生労働省より)。
  • 多重債務の場合、借り換えはできる?
    総合支援資金は、他の借金の借り換えのためには利用できません。
    しかし、債務整理(借金を整理する手続き)を行う際に裁判所へ納める費用など、債務整理に必要な経費については総合支援資金(一時生活再建費)を利用できる場合があります(厚生労働省より)。

福祉資金

病気の治療や介護サービスや家の増改築など、特定の目的に必要なお金です。

緊急性が高い少額の貸付として、緊急小口資金(10万円以内、無利子、保証人不要)もあります。

教育支援資金

経済的に苦しいご家庭の子どもが高校や大学などに進学したり、入学したりするために必要なお金です。

こちらは利息なし(無利子)で借りられます。

不動産担保型生活資金

収入の少ない高齢者世帯が、自分が持っている家を担保にして生活費を借りる制度です。

5. 申請から貸付まで|休職中の方が第一歩を踏み出すために

こういった制度は難しいことも多く、なかなか手が出しづらいですよね。

それでもまずは相談してみましょう

おりをりお
おりをりお

しっかりあなたの話を聞いて、生活のお手伝いをしてくれますよ!

まずは相談から!窓口は地域の社会福祉協議会

生活福祉資金貸付制度の相談や手続きの窓口は、あなたが住んでいる地域の市区町村社会福祉協議会です。

もし連絡先が分からない場合は、都道府県社会福祉協議会に問い合わせてみましょう。

「社会福祉協議会 ○○(お住まいの都道府県名)」で検索すると出てくると思いますよ。

「一人で抱え込まず、まずは電話一本相談してみる」ことが、あなたの状況を変える最初の行動になります。

おりをりお
おりをりお

私も電話が苦手なので、ためらう気持ちはとてもわかります。
それでもまずは勇気を出して連絡してみましょうね。

申請から貸付までの一般的な流れ

「申請」と聞くと、難しい書類をたくさん用意して、役所の窓口で説明して…と、想像するだけで億劫になってしまいますよね。

でも、安心してください。手続きの全体像は驚くほどシンプルです。

まずは、この図を見てみてください。

社会福祉協議会の貸付制度を利用するまでの4ステップ図解。ステップ1:まずは電話で相談する、ステップ2:書類を提出して申請、ステップ3:審査結果を待つ、ステップ4:指定口座に入金される。最初は電話相談だけで大丈夫という流れを可視化。

いかがでしょうか?

一番ハードルが高いのは「書類」だと思われがちですが、最初の一歩は「電話での相談」だけでOKなんです。

具体的な流れを、もう少し詳しく見ていきましょう。

1. 相談(まずはここだけ!)

まずは社協の窓口(または電話)で、「休職中で生活費に困っていて、貸付制度のことを知りたい」と相談します。

制度の詳しい説明を聞き、あなたが利用できるかどうかの見込みを確認します。

おりをりお
おりをりお

いきなり書類を持っていく必要はありません。
まずは電話で「自分は対象になりそうか?」を聞くだけで大丈夫。
ここさえ乗り切れば、あとはスタッフさんが案内してくれますよ。

2. 申請

相談の結果、利用できそうであれば手続きに進みます。

必要書類を準備して、申請書を提出します。書き方が分からない場合は、窓口でサポートしてもらえます。

3. 審査

提出された書類とあなたの状況に基づいて、審査が行われます。(※数週間〜1ヶ月程度かかる場合があります)

4. 貸付決定・入金

審査が通れば、貸付決定通知が届き、その後あなたの指定口座にお金が振り込まれます(貸付実行)。

必要な書類の例(一般的なもの)

  • 借入申込書(社協の窓口でもらえます)
  • 健康保険証、住民票の写し
  • あなたの世帯の状況が分かる書類(住民票謄本、所得証明書など)
  • 病気や障害に関する書類(診断書、精神障害者保健福祉手帳など、うつ病の状況を示すもの)
  • これから仕事を探すなどの自立に向けた取り組みについての計画書(総合支援資金の場合)

書類の種類は、借りる資金の種類や個々の状況によって異なります。
必ず事前に窓口にお問い合わせくださいね。

仕事を辞められている方が総合支援資金を利用するには、原則としてハローワークに求職の申し込みをして職業相談をすることが必要です。

もし住む場所がない場合は、自治体で行っている住居確保給付金の申請をして今後住まいが確実に確保される見込みがあることが条件となる場合もあります。

6. 返済が難しい時は?諦めないで。一人で抱え込まないための相談先

休職中 生活費 足りない 生活保護以外

万が一お金を借りた後に返済が難しくなった場合でも、すぐに社会福祉協議会に相談することがとてもとても大切です!

放置せずに早めに相談することで、あなたの状況に合わせた返済計画の見直しや他に利用できる支援策がないか一緒に考えてもらえることがあります。

そして、この制度以外にもあなたの生活を支えるための様々な相談先があります。

  • 地域包括支援センター(主に高齢者の方)
  • 基幹相談支援センター(主に障害のある方)
  • 自治体の福祉課
  • 弁護士・司法書士(もし複数の借金で困っている場合)

あなたの状況に応じて頼れる場所はたくさんあります。

一番大切なことは「一人で抱え込まないこと」「困ったらすぐに相談すること」です。

相談することが生活を立て直していくための、病気からの回復への大切な第一歩となるはずです。

精神疾患を抱えている人が頼れる制度一覧をまとめた記事もあります。

まとめ:生活保護以外にもあなたの生活を支える道はあります

うつ病で休職中、生活費の不安は計り知れないものです。

それはあなたの努力不足でもあなたのせいでもありません。

そして、あなたは決して一人ではありません。

今回ご紹介した社会福祉協議会の貸付制度は、生活保護以外で利息が低かったりかからなかったりする形で生活費を補い、生活再建を支援してくれるとても心強い選択肢です。

特に生活保護の扶養照会に抵抗がある方にとって、希望の光となるかもしれません。

「知っているかどうか」で、人生の選択肢は大きく変わります

まずは一歩、お住まいの地域の社会福祉協議会に相談から始めてみませんか?

あなたの不安が少しでも軽くなることを心から願っています。

精神疾患の方が利用できる経済的支援制度を5つまとめた記事もありますので、参考にしてみてくださいね!

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