
一日中寝てしまって、自分はダメなんじゃないか

みんな働いているのに、私だけ天井を見つめている…
そんなふうに「寝たきりの自分」を責めていませんか?
大丈夫です。安心してください。私も休職初期は、それはもう見事なまでの「プロの寝たきり」でした。
この記事では、休職14日目のリアルな生活リズムと「なぜ寝たきりなのに焦ってしまうのか?」という心の葛藤について、作業療法士(OT)の視点でお話しします。

前回はうつ病と編み物について書きました!
休職14日目:リアルな「寝たきり」生活スケジュール
まずは、当時の日記から、私の見事な寝たきりっぷりをご覧ください。
- 0時〜8時 睡眠
- 8時〜9時 朝食
- 9時〜12時 睡眠
- 12時〜1時 昼食
- 13時〜19時 自由時間(内睡眠1〜2時間)
- 19時〜21時 夕食準備 夕食
- 21時〜24時 自由時間 入浴
大体こんな感じ!
めっっちゃ寝てる(笑)
ちなみに自由時間は編み物したりゲームしたりですが、30分やって1時間休憩くらいです
つまりほぼ寝たきり
…体力つけねば
見ての通り、一日の半分以上寝ています(笑)。
「こんなに寝てていいの?」と思うかもしれませんが、OTの視点で見るとこれは「正常な回復反応」なんです。
うつ病の初期〜回復期にかけて、脳は枯渇したエネルギーを急速充電しようとします。
パソコンでいう「強制シャットダウン」や「スリープモード」の状態。
だから、今は「寝るのが仕事」と割り切って、堂々と寝ていていい時期なんですよ。
「やりたい」気持ちの芽生えと「焦り」の葛藤
そんな寝たきりに近い生活の中で、少しずつ心の変化も感じていました。
日記にはこうあります。
お薬がサインバルタになって、今の量になってからおおよそ3週間
いろいろやりたいことが出てきました
今やっている編み物系、ゲームではAPEX
ラジオ体操もしたいし、アロマディフューザーも買った
フェルト手芸もしたい、家の近くの散歩もしたい
アルセウスもほんとはやりたいけど、文字を読むのが苦痛で出来てない…
前回精神科に行った時、先生に「やりたい事とかできました?」って聞かれたけど、ここ2日くらいでやりたい事が出てきた気がします
お薬効いてきたのかな?だとしたら嬉しい!副作用も落ち着いてきたしね!
ただ、そんな中で、「体力つけねば」「もっと活動しなきゃ」という焦りも生まれてきます
例えば、ラジオ体操がしたいと思ったのですが! ちょっと待てと!
私の患者さんがそれ言い出したら 絶対止めるだろうと!
「まずは1日起き上がっていられるようになってからにしましょうね」って、私絶対言うだろうなと!
OTとしての私がストップをかけた瞬間
この時、私は「体力つけるためにラジオ体操しなきゃ!」と思い立ったのですが、自分の中の作業療法士としての私がストップをかけました。

おりをりお
ちょっと待て?私の患者さんがそれ言い出したら絶対止めるぞ?
まずは1日起き上がっていられるようになってからにしましょうね、って言うぞ?

おりをりお
…確かに!
危うく気持ちだけで突っ走ってしまうところでした。
「焦り」は回復のサインでもありますが、ここで無理をすると反動が来てしまいます。
体と心の綱引きをしている時は、「体の声(まだ休みたい)」を優先してあげてくださいね。
寝たきりの天敵「文字が読めない」問題の解決策
そう!このブログ! めっちゃ行間空いてると思いますが!
こうしないと私が読めないからです(笑)
たくさん文字が並んでると、頭痛くなっちゃうからね(笑)
日記の中で「文字を読むのが苦痛」「行間を空けないと読めない」と書いていますが、これ、うつ病あるあるなんですよね。
本やゲームが大好きなのに、文字を目で追うだけで頭痛がして、結局天井を見つめるしかない…。あの時間は本当に孤独で辛かったです。
今の私が、当時の私にアドバイスできるなら、「無理して読まなくていいから、これを使ってみて!」とおすすめしたいサービスがあります。
それがAmazonオーディブル(聴く読書)です。
「寂しさを紛らわせたいけど、テレビや動画は目が疲れる」という時に、これを知っていればあんなに退屈しなくて済んだのになぁ…と少し後悔しています。
もし今、私のように「活字が読めないけど、何か物語に触れたい」と悩んでいる方がいたら、私の代わりに試してみてください。
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後悔…寝たきりで「無理してお風呂」は入らなくていい
今振り返ると、私は休職初期、ひとつだけ「頑張りすぎていたこと」があります。
それは「お風呂」です。
私は潔癖なところがあり、「お風呂に入らないと布団に入れない(気になって眠れない)」というタイプでした。
だから、どんなに体が鉛のように重くても、這うようにしてお風呂に入っていました。
でも、あれは正直…地獄のような辛さでした。
入浴中もめまいがするし、髪を乾かす頃には立っていられないほどの疲労感。
「清潔」と引き換えに、なけなしの体力をすべて削っていました。
もしあの頃に戻れるなら、絶対これを使います
今の私が、あの頃の私にアドバイスできるなら、こう言います。

無理してお風呂に入らなくていい!
便利な道具に頼って、1分でも長く寝てなさい!
もしあなたが「お風呂に入らなきゃ」と自分を追い詰めているなら、無理をしないでください。
作業療法士としても、しんどい時は「体を拭くだけ」で十分清潔は保てると断言できます。
これ1枚あれば、お風呂に入らなくても罪悪感なく眠れます。(私は意地を張らずにこれを使えばよかったと、本当に後悔しています…!)
\ お風呂に入れない日の救世主 /
「お風呂に入れない罪悪感」で苦しんでいる方は、ぜひ以下の記事で紹介している「神グッズ」を見てみてください。
これを知っているだけで、心がだいぶ軽くなりますよ。
焦らない、無理しない。「気長に」が回復の鍵
ブログの行間を広く取っているのも、実は私自身が文字を読むのが苦手になっているから。
頭痛がしたり文字が頭に入ってこなかったりする中で、こうして日記を書く意欲が出てきただけでも、大きな進歩だったんだと思います。
薬の効果を感じられるのは嬉しいけれど、体はまだまだ追いついていないのが現実。
だからこそ焦らず無理せず、先生に言われた通り「気長に」回復に向き合っていこうと改めて心に誓いました。
あなたも、今は「プロの寝たきり」でいてください。 動きたくなる日は、必ず来ますから。
「寝たきり」に焦りを感じているなら
寝たきりなのは、あなたの体が全力で「回復工事」をしている最中だからです。どうせ動けないなら、そのベッドを「最高の回復基地」に変えてしまいましょう。
寝ている時間を無駄にせず、効率よく脳を回復させるための「睡眠環境の整え方」をまとめました。
「もう働けないかも」と将来が不安な方へ
今は焦らなくて大丈夫です。そして、いきなりフルタイムで復職を目指さなくても大丈夫。
社会には、リハビリをしながら少しずつ働く準備ができる「就労移行支援」などの場所があります。
「こういう選択肢もあるんだ」と知るだけで、未来への不安が少し減るはずです。










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