うつ病で休職中、傷病手当金は本当にありがたいですよね。
でも、『支給期間は1年6ヶ月まで』と聞いて、不安になりませんか?
もしあなたが今、傷病手当金の「申請」や「期間」にまつわる漠然とした不安や焦りを感じているなら、かつての私と同じ気持ちかもしれません。
私自身もうつ病で休職し、傷病手当金を受給する中で、まさにその不安と闘っていました。
この記事では、以下の内容を解説していきます。
作業療法士としての専門知識と、うつ病当事者として傷病手当金から失業保険へ移行した私のリアルな体験談を交えながらお伝えします。

手続きをスムーズに進めながら、回復へと向かうヒントを見つけていきましょうね!
1. 「知っておけば安心」うつ病の傷病手当金、まずは基本を押さえよう

うつ病で休職する際、まず頭をよぎるのは経済的な不安ではないでしょうか。
傷病手当金は、そんな私たちを支えてくれる大切な制度です。
複雑に感じるかもしれませんが、まずは「これだけは知っておこう」という基本ポイントを押さえることで、少し心が軽くなります。
1-1. 傷病手当金ってどんな制度?私たちをどう支えてくれる?
傷病手当金は、病気やケガで働けなくなったときに、被保険者やその家族の生活を保障するために健康保険から支給される手当金です。うつ病も対象となります。
今回は、協会けんぽのサイトを元に解説していきます。
この「1年6ヶ月」という期間が、多くの方にとって不安の種になるポイントだと感じています。
1-2. 傷病手当の申請の流れ
申請手続きは、うつ病で気力がない時に行うには、正直ハードルが高いと感じるかもしれません。でも、ポイントを押さえれば大丈夫です。
- 病気で休むことを会社に伝える
- 申請書の入手
会社の担当者か、加入している健康保険組合(協会けんぽなど)から入手します。 - 記入欄を埋める
申請書の1枚目と2枚目は本人が記入します。記入例はネットにもたくさんあるので、安心してください。- 被保険者番号(不明の場合はマイナンバー)
- 氏名、生年月日、住所、電話番号
- 傷病手当金の振込先指定口座
- 申請期間(傷病で休んだ期間)
- 仕事内容
- 発病・負傷年月日
- 傷病の原因
- 医師の意見書
申請書に医師が「働けない」という証明を書く欄があります。診察時に相談しましょう。 - 会社側の記入
会社の担当者が、休職期間や給与支払い状況などを記入します。 - 必要書類の提出
健康保険組合などに提出します。会社で提出する場合と、自身で提出する場合があります。
1-3. 「気力がない」時に心がけること
この流れの中で、特にうつ病当事者がつまずきやすいのは「書類を集める」「記入する」「関係者と連絡を取る」という部分ではないでしょうか。
そんな時は、作業を極限まで細かく分解して考えてみてください。

このように、リストの1つでもできれば今日は100点満点です。一度に全部やろうとしない、これが気力がない時の鉄則です。
会社の担当者や家族に相談・協力を求めることも、大切な回復へのプロセスです。困ったときは周りの人に相談しましょう。

私も記入の仕方を何度も職場に確認していました。
事務担当は慣れているので大丈夫です!
2. 「回復しなかったら…」その不安を解消する『期間後の選択肢』

傷病手当金の1年6ヶ月の期間中にうつ病から回復が難しいと感じても、絶望する必要はありません。

私自身も1年半で回復できず、失業保険に移行しています!
重要なのは、今から選択肢を知り、主治医や専門家と相談しながら準備を進めることです。
まずは、全体の流れをイメージしてみましょう。

このように、傷病手当金が終わっても、あなたの状態に合わせて「失業保険」や「障害年金」といった次の支えが用意されています。
では、私が実際に経験した「失業保険への移行」について詳しくお話ししますね。
2-1. 【私の体験談】傷病手当金から失業保険への移行
私も、傷病手当金の期間内にフルタイムでの回復は難しいと判断し、主治医と相談の上、失業保険への移行を選択しました。

失業保険があったからこそ、現在のパートと在宅の組み合わせという働き方を見つけられました!
余談ですが、私の場合はB型作業所に通いながら傷病手当をもらっていた時期がありました。こちらについては、判断が自治体などによって異なるようです。
失業保険についての詳細はこちら!
2-2. 回復が難しい場合のその他の選択肢
失業保険以外にも、回復状況や今後の見通しに応じた選択肢があります。
大切なのは、一人で悩まず、主治医や会社の人事担当者、社会保険労務士、ハローワークなど、適切な専門機関に相談することです。
あなたの状況に合わせた具体的なアドバイスや支援を提供してくれます。

私もパート勤務と在宅ワークをしながら、障害年金を申請中です!
他に精神疾患がある方が利用できる支援制度を知りたい方はこちら!
3. 1年半で回復するための道のり:うつ病の「回復期」を穏やかに過ごすための工夫

傷病手当金の「1年6ヶ月」という期間は、回復に専念するための大切な時間です。
この期間で「完璧に回復しなきゃ」と焦りを感じるかもしれませんが、うつ病の回復は一直線ではありません。良い日もあれば、悪い日もある、波のある道のりです。

良い日もあれば、悪い日もある。三歩進んで二歩下がるような、波のある道のりが「普通」なんです。
私自身も、この1年半の期間に何度も焦りを感じ自分を責めそうになりました。
でも、波があることを知っているだけで、少しだけ心が楽になります。
私自身も、この1年半の期間に何度も焦りを感じ、自分を責めそうになりました。でも、この期間をどう過ごすかが、その後の回復に大きく影響します。
作業療法士として、そして当事者として、私が実践した「回復を促すための具体的な工夫」をお伝えします。これは、あなたの「回復の質」を高める手助けになるはずです。
3-1. 「思考のゴミ出し」で回復への不安を整理する
回復への焦りや漠然とした不安は、心の中で増幅しやすいものです。そんなとき、「考えていることをメモする」方法が非常に有効でした。
3-2. 「小さな作業」で回復を促す脳のリハビリ
うつ病の回復期には、集中力や意欲が低下しがちです。そんな時でも、「何かできた」という感覚は、脳と心にとって大きな良い影響をもたらします。
「好きなこと」に没頭する時間を作る
私の場合、編み物やゲームでした。
うつ病で「好きなこと」が見つからない時は、とりあえず「興味のあることを紙に書いてみる」ことから始めましょう。
「没頭」することで、嫌な思考から一時的に解放され、脳が休まります。達成感は自己肯定感を高めます。
日常生活動作のハードルを下げる
家事や身の回りのことでも、「今日の目標は着替えるだけ」「お皿を1枚洗うだけ」など、極限までハードルを下げて実行します。
「できた」を積み重ねることで、少しずつ活動量と自信を増やしていきましょう。

小さなことから自分を褒めていく考え方は、「うつ吸い」という本から学びました!
「うつ吸い」を紹介している記事はこちらです。
3-3. 「頑張らない勇気」を持つ:「回復の波」を受け入れる
回復期は、決して無理をしてはいけません。症状の波を理解し、「休む」ことを最優先にする勇気を持ちましょう。
さいごに:あなたは一人じゃない
うつ病の傷病手当金は、回復への大きな支えとなります。
その「申請」や「期間」に不安を感じても、この記事で紹介した知識と心のケア、そして期間後の選択肢を知ることで、その重圧を和らげることができます。
私自身の体験と作業療法士としての知識が、あなたの回復への道のりを少しでも明るく照らすことができれば、これほど嬉しいことはありません。
焦らず、あなたのペースで、一歩ずつ進んでいきましょう。
精神疾患の方が利用できる経済的支援制度を5つまとめた記事もありますので、参考にしてみてくださいね!










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