
役所からの封筒、開けるのが怖い…

行かなきゃいけないのは分かってる。でも体が動かない
うつ病の療養中、こんなふうに自分を責めていませんか?
こんにちは、作業療法士でうつ病当事者のおりをりおです。
今の私はある程度回復していますが、どん底だった当時は「役所に行く」という行為が、エベレスト登頂くらい高いハードルに感じていました。
今日は、そんな私が震える足でやっと手続きに行けた日の「日記」と、なぜあんなに辛かったのかを振り返ります。
具体的な「申請の手順」を知りたい方へ
もしあなたが今、「持ち物は?」「診断書はどうする?」といった具体的な手続きの方法を探しているなら、私が別記事でまとめた「奮闘記」の方を見てください!
こちらは手順書として詳しく解説しています。

前回は「体を痛めつけて心を守る」話を書きました。
【過去の日記より】「いぇい!」だけど「疲れた…」あの日、やっと役所に行けた私
まずは、役所に行った当日の、私のリアルな声を聞いてください。
(※これは2022年3月15日の日記を引用しています。)
今日は午前中はねずっと寝てて
午後にやっと自立支援医療と障害者手帳の手続きに行ってきました!
いぇい!そうやっとやっと行ったんですよ!疲れた…
でもこれでやっと、色々と制度を利用していけるというか
ただ自立支援医療は2ヶ月くらいかかるって言われたのかな?
障害者手帳は2ヶ月半ぐらいかかるって言われました、手元に届くのにね
だからそれまではね待つしかないんですけど…
まあでも手続き早く行けただけでもよかった!
疲れた!足プルプルしてた(笑)
「いぇい!」と「疲れた」の落差
読み返すと、「いぇい!」という達成感と、「疲れた…」という疲労困憊具合が入り混じっていますね(笑)。
当時の私は、本当にギリギリの体力で動いていました。
自宅から役所まではバスで10分もかからない距離。
それなのに、帰宅後は「足がプルプル」するほど消耗し、泥のように眠ったのを覚えています。

役所まではバスで10分かからないくらいなんです。
体力が落ちていた当時はしんどかったです…
【OT視点】なぜうつ病の時、「役所」はあんなに辛いのか?
今振り返ると、単に「体力が落ちていた」だけではない理由がありました。
作業療法士の視点で考えると、役所にはうつ病の脳にとって「天敵」とも言える要素が詰まっているんです。
1. 「文字」と「説明」の洪水
うつ病になると、活字を処理する能力がガクンと落ちます(認知機能の低下)。
役所には難しい漢字の書類が溢れ、窓口では早口で制度の説明をされる…。
これは、骨折している人に「走れ」と言っているようなもので、脳がオーバーヒートしてしまうんです。
2. 「待つこと」への不安
番号札を持って待合室の椅子に座っている時間は、とてつもない緊張を強いられます。周囲の視線や、ザワザワした環境音(感覚過敏)もダメージになります。
だから、「行けない」のはあなたが怠けているからではありません。
今のあなたの脳には、刺激が強すぎる場所だからなんです。
手続きを終えて変わった「心」の変化
そんな「ダンジョン」のような役所でしたが、震えながらも手続きを終えたことで、私の心には小さな変化がありました。
「タスク」が消えて軽くなった
ずっと頭の片隅にあった「あぁ、手続きしなきゃ…」という重荷。
これが物理的に消えたことで、翌日からの焦燥感がだいぶ軽くなりました。
「未来の自分」を助けられた
日記にはこう書いてありました。
「これでやっと色々と制度を利用していける」
手帳や受給者証が届くのは数ヶ月先です。
それでも、「今の自分が頑張ったおかげで、数ヶ月後の自分は少し楽になるはず」と思えたこと。
それが、真っ暗だった未来への小さな希望になりました。
まとめ:小さな一歩でも、それは大きな前進
あの日の私はなんとか行けましたが、もし今あなたが「今日は無理」と思っているなら、それはそれで正解です。
無理をして悪化させては元も子もありません。
そんなふうに、ハードルを下げながらタイミングを待ってみてください。
そして、もし一歩でも踏み出せたら、あの日の私のように「いぇい!」と自分を褒めちぎってくださいね!
自立支援医療と障害者手帳についての解説記事もあるので、参考にしてくださいね!









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