うつ病で休職していると、ふとした瞬間に強烈な不安に襲われることがあります。

いい歳をして、親や家族に頼ってばかりで情けない…

働いていない自分は、誰の役にも立っていない…
そうやって、「自立できない自分」を責めてしまっていませんか?
私自身もそうでした。早く仕事に戻らなきゃ、早く経済的に自立しなきゃと、できないことばかりを数えて焦っていたんです。
でも、ある日ふと気づきました。私たちが目指すべき「じりつ」には、2つの意味があるんじゃないかと。
今日は、私がまだどん底の渦中にいた頃の日記を振り返りながら、「自立できない」と悩む人がまず大切にすべき、もう一つの「自律」についてお話しします。

前回はHSPについて書きました!
過去の日記:焦りの中で見つけた「自立」と「自律」の違い
これは、休職期間が長くなり、「自分は社会から置いていかれている」とネガティブになっていた頃に書いた日記です。
【過去の日記より】
今回のタイトル、「自立」ではなく「自律」なんです
実はこの2つの言葉の意味は少し違うんですよ
「自立」は、独り立ちすること、支えられなくてもそのもので立っていられること
「自律」は、他からの支配や制約なしに自分自身で立てた規範に従って行動すること
「自律」は手段、「自立」は目的といったところでしょうか?
他の人の助けなく暮らしていくために(自立)、まずは自分のルールの中で生活をしていこう(自律) という感じですね
私の場合は、
これが「自立」ですかね
自立するための手段を「自律」とした時、私の場合は
このあたりが落とし所かな!
今だからわかること:「自立できない」のではなく「準備中」なだけ
過去の日記を読み返して、当時の私が必死に自分を肯定しようとしていたことが分かります。
そして作業療法士として復職した今、この「自律を手段にする」という考え方は、作業療法の視点から見ても大正解だったと感じます。
多くの人が目指す「自立」はハードルが高すぎる
私たちが「自立できない」と悩む時、イメージしているのは「経済的・社会的自立」(日記で言うところの家事と仕事をこなすこと)ですよね。
でも、うつ病でエネルギーが枯渇している時に、いきなりここを目指すのは、骨折している人が全力疾走しようとするのと同じです。

無茶をしようとしているのだから、できないのは当たり前なんです。
「自立したいのに動けない自分が情けない…」と落ち込んでしまう時は、こちらの記事を読んでみてください。「頑張れない」ことにも、実はちゃんとした理由があるんです。
「自律」は今のあなたにもできている
一方で、「自律(Autonomy)」はどうでしょうか。
日記の中で当時の私は、自律をこう定義していました。
これってすごく地味に見えますが、立派な「自分をコントロールする行為」です。
これらは全て、あなたが自分で決めたルール(規範)に従って、自分を守る行動ができている証拠です。
つまり、あなたは「自立」はまだ少し先かもしれないけれど、「自律」はもう既にできているんです。

「早く治さなきゃ」という焦りが消えなくて苦しい方は、こちらの記事もあわせて読んでみてください。
私が焦りの正体に気づき、楽になれたきっかけを書いています。
ネガティブな時こそ「自律」をお守りにしよう
日記の後半で、私はこう書いていました。
ネガティブになった時に、「自律」を守れていれば自分にポジティブな声かけを出来るかなと
今やるべきことは出来てるから、私はちゃんとやれてる
だからここに居ていいんだって
休職中は、どうしても「できていないこと(働けない・稼げない)」に目が向いてしまいます。
そんな時こそ、視点を「自律(今できているセルフケア)」に向けてあげてください。
「自立」という大きな目的(ゴール)にたどり着くためには、「自律」という小さな手段(ステップ)を積み重ねるしかありません。
それは全部、あなたが自分のために行った立派な「自律」です。
だから、「自立できない」なんて自分を責めないでくださいね。あなたは今、ちゃんと前に進むための準備を、自分の足で行っているのですから。

自分の心を安定させるための「お守り」の見つけ方については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
休職2ヶ月目は、1ヶ月目とはまた違う「焦り」や「現実感」に襲われる時期です。
私がこの時期をどう乗り越え、どんな処方箋を見つけたのか。
休職2ヶ月目のまとめ記事に詳しく書いていますので、今のあなたの回復のヒントを探してみてください。










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