【うつ病体験談】回復期なのに突然の「ぶり返し」。外出の翌日、動けなくなった日の記録

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【うつ病体験談】回復期なのに突然の「ぶり返し」。外出の翌日、動けなくなった日の記録 休職2ヶ月目
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この記事を書いた人
おりを りお

うつ病になった作業療法士。障害者手帳、年金は3級。
うつ病と診断されて休職、退職、復職した経験を、当時の日記からブログに起こしています。
また、作業療法士の知識を生かして、精神疾患のある方やそのご家族向けの情報をまとめています。

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昨日は病院に行けたのに、今日はベッドから一歩も動けない…

あんなに調子が良かったのに、また振り出しに戻ってしまった…

うつ病の療養中、こんな風に突然襲ってくる「ぶり返し」に絶望したことはありませんか?

昨日は普通に外出できたのに、翌日になるとまるで重力が10倍になったかのように体が重く、涙が止まらなくなる。

「私はやっぱり、治っていないんだ」と自分を責めてしまう瞬間です。

今日は、私が過去にブログに残した「一番調子が悪かった日」の記録を紹介します。

文章を書く気力すらなく、か細い声で録音することしかできなかった日のリアルな体験談です。

おりをりお
おりをりお

今、まさにこの状態にある方へ。「それはあなただけじゃないよ」と伝えたくて、この記事を書きます。

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第1章:声も出ない、文字も書けない。ある午後の記録

これは、私がうつ病の治療をしていたある日のブログです。

いつもなら文章で綴るのですが、この日は「音声」で投稿されていました。

なぜなら、スマホを手に持って文字を打つ気力さえ、一滴も残っていなかったからです。

【当時のブログ(音声の書き起こし)】

今は、午後の2時半。

気力がなくなってしまって、久しぶりなんですけど…ブログには残そうかと思って、なんとか録音してます。

昨日、精神科にいったんですけど、その疲れがどっと出たのかな。

動けなくて、お昼も食べてないです。

元気に振る舞う余裕もない感じ

体は動かないし、ガス欠なんだけど、頭がオーバーヒートしてる感じ

なんでか分かんないけど、涙が出てくる感じとか、すごく久しぶり。

当時の音声データはもう残っていませんが、その声は普段の私とは別人のようでした。

息も絶え絶えで、消え入りそうな小さな声。

聞いていた友人が「大丈夫!?」と驚くほど、生気が抜け落ちていたのです。

「悲しくないのに涙が出る」というバグ

この記録で特徴的なのが、「なんでか分かんないけど涙が出てくる」という部分です。

特に悲しいことがあったわけではありません。

ただ、脳が処理落ちして、システムエラーを起こしているような感覚。

体は鉛のように重くて「ガス欠」なのに、脳みそだけが熱を持って「オーバーヒート」している。

このチグハグな感覚こそが、うつ病のぶり返しの正体でした。

第2章:原因は「昨日の外出」。脳は遅れて疲労する

なぜ、突然こんな状態になってしまったのでしょうか?

その理由は明確でした。「前日に精神科(病院)へ行ったから」です。

健康な人からすれば、「たかが通院でしょ?」と思うかもしれません。

しかし、うつ病の脳にとって、外出は凄まじい情報量の嵐です。

  • バスの音、光、匂い
  • 医師との会話、待合室の空気
  • 移動の手続き、お会計
  • 薬局での薬の受け取り

これら全てを処理するために、脳はフル稼働します。

その場では気が張っているので動けるのですが、翌日になって緊張の糸が切れた瞬間、ドッと反動(PEM:労作後疲労)がやってくるのです。

外出がしんどいのは「感覚過敏」のせいかも

うつ病の脳は、音や光の刺激を「痛み」として受け取ってしまいます。

私が外出する時に必ず装備している「刺激を遮断するグッズ(耳栓など)」はこちらで紹介しています。これがあるだけで、帰宅後の疲れが全然違いますよ。

これは「悪化」ではなく「筋肉痛」

当時の私は「また悪くなってしまった」「ぶり返してしまった」と絶望しました。

でも、OT(作業療法士)として今の私が分析するなら、これは「回復の過程で起こる筋肉痛」のようなものです。

久しぶりに運動をしたら、翌日に筋肉痛で動けなくなりますよね?

それと同じで、久しぶりに脳を使ったから、脳が筋肉痛を起こして動けなくなっただけ。

つまり、「昨日、あなたが頑張って動いた証拠」であって、病気が悪化したわけではないのです。

脳がオーバーヒートして眠れない時

「体は疲れているのに、頭が冴えて眠れない」

そんな時は、無音にするよりも「雨の音」や「朗読」を流すほうが、脳の熱を冷ましてくれることがあります。

私が救われた「音の処方箋」はこちらで紹介しています。

第3章:嵐は必ず過ぎ去る。私がやった唯一の対処法

この「動けない日」、私はどうやって乗り越えたのか。

当時の私は、こう記録しています。

その後、頓服(とんぷく)を飲んで休んだら落ち着きましたが…

個人差はありますが、うつ病ってこんな感じになるんだなと分かっていただけるかと思います。

やったことはシンプルです。

「抗わずに薬を飲んで、泥のように眠った」。それだけです。

「起き上がらなきゃ」「何か食べなきゃ」と焦るのをやめて、「今日はもう廃業!」と決め込みました。

おりをりお
おりをりお

脳を強制的にシャットダウンさせたことで、数時間後には嵐が過ぎ去り、少しずつ落ち着きを取り戻せました。

「ご飯すら作れない日」のために

こういう「廃業の日」に備えて、私は「調理ゼロで食べられるもの」を常備しています。自分がダメなんじゃなくて、道具に頼ればいいんです。

私が助けられた食事や生活の神グッズはこちらです。

まとめ:その「ぶり返し」は、ずっとは続かない

もし今、あなたが昨日の疲れで動けなくなり、「自分はダメだ」と責めているなら。

どうか、自分を責めないでください。

その「ぶり返し」のような症状は、あなたが昨日、勇気を出して活動した反動です。

一生続くわけではありません。脳が「ちょっと熱が出たから冷やしてくれ〜!」と悲鳴を上げているだけです。

今日はスマホを置いて、カーテンを閉めて、何もしないでください。

嵐が過ぎ去るのをじっと待つこと。それが、今のあなたにできる最高の「治療」です。

今日一日、布団の中でやり過ごすなら

「寝逃げ」も立派な治療ですが、眠れない時はただ時間が過ぎるのを待つのが辛いですよね。

脳を使わずに時間を溶かせる「心のリハビリ(アニメや漫画)」のリストを作りました。今日はこれを見て、現実から逃げてください。

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