【うつ病からの妊活】「親になる体力」のボーダーラインと、OT流・着物を使った実践的リハビリ

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【うつ病からの妊活】「親になる体力」のボーダーラインと、OT流・着物を使った実践的リハビリ おりをりおのきまぐれ日記
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この記事を書いた人
おりを りお

うつ病になった作業療法士。障害者手帳、年金は3級。
うつ病と診断されて休職、退職、復職した経験を、当時の日記からブログに起こしています。
また、作業療法士の知識を生かして、精神疾患のある方やそのご家族向けの情報をまとめています。

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こんにちは、おりをりおです!

うつ病で寝たきり状態だった頃、私は「子供を持つこと」を諦めていました

「自分の病気すら治らない(寛解までたどり着けない)のに、親になるなんて絶対に無理だ」と本気で思っていたからです。

しかし最近になって、週2回ほどのパート勤務ができるようになり、体力が少しずつ安定してきました。

おりをりお
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もしかしたら、諦めなくてもいい道があるのかもしれない…

そう思い始め、今後のライフプランとして「妊娠・出産」を現実的に検討してみたのですが……

詳細にシミュレーションしていけばいくほど、「いや、まだまだ体力的に厳しいな」という結論に至りました(笑)。

心はずいぶん元気になってきたけれど、イレギュラーな予定が入ると数日間寝込んでしまう。

この記事では、そんな「スタミナ不足」を抱えた私が、作業療法士(OT)の視点も交えながら設定した「妊活を始めるための具体的な体力基準」と、現在取り組んでいるちょっとユニークな「着物リハビリ」についてお話しします。

同じように「心と体のアンバランスさ」に悩んでいる方の、実践的なロードマップとして参考になれば嬉しいです。

おりをりお
おりをりお

もちろん主治医からも「妊活OK」は頂いています!
まだ自分が不安なのでしていませんが…

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1. 妊活スタートの指標となる「4つの体力基準」

むやみに「元気にならなきゃ」と焦るのではなく、現在の私に足りない要素を分析し、以下の4つの体力基準(目標)を設定しました。

① 「週3日稼働」のベースライン確立

外出(パートなど)を週3日こなしつつ、休日も寝込まずに最低限の家事を回せるようになること。

「今日は100%休む!」という日を作らなくても、常に60%のエネルギーで動き続けられるペース配分を身につけます。

② イレギュラーからの「回復スピード」を3日以内に

現在の私にとって、ここが最大の課題です。

強い負荷(イベントや人混みへの外出など)がかかっても、2〜3日以内で元のペースに復帰できること。

育児という「予測不能なイレギュラーの連続」に耐えうるだけの「復元力」をつける必要があります。

③ 「最悪の日」の最低限の自立

どれだけ体調が悪くて寝込んでしまう日でも、パートナーに100%依存せずに生活を維持できること。

これを実現するための具体的な「サバイバル術」については、第2章で詳しく解説します。

④ 疑似「睡眠分断」への耐性

育児に直結する課題です。

夜泣きなどで睡眠が分断された翌日に、うつ症状の再燃が出ないかを確認します。

ただし、私は「超」がつくほどの夜型人間です。

そのため、無理に朝型の生活に直すのではなく、「日中の育児を夫や義母、叔母にお願いし、私が夜間を担当する」という、現実的なシフト制を想定して準備を進めています。

2. 回復を遅らせる「最大の敵(焦り)」の正体と我が家のサバイバル術

以前の私は、イレギュラーな予定をこなした後、回復までに2週間近くかかってしまうことがありました。

おりをりお
おりをりお

なんでこんなに長引いてしまうんだろう…

自己分析をした結果、回復を極端に遅らせている「本当の敵」の正体に気がつきました。

それは、身体の疲れではなく「やらなきゃいけないのに、動けない」という精神的な焦りでした。

脳内で作られる「呪いのToDoリスト」

布団の中で横になりながら、「あぁ、本当はやるべきことがたくさんあるのに…」と、自分を責めてしまうことはありませんか?

ご飯の支度、ちょっとした部屋の掃除、ゴミ捨ての準備など……

動けない身体の代わりに、頭の中だけで「やらなきゃいけないToDoリスト」を勝手に作成してしまうのです。

実はこれ、身体は休んでいても、脳はフル回転で自分を責め続けているため、全く「休息」になっていません。

この焦りが精神的な疲労を増幅させ、結果としてダウンする期間を引き延ばしていました。

「休むことへの罪悪感」を手放す仕組みづくり

もし子供ができたら、イレギュラーな疲労なんて毎日やってきます。

その度に脳をすり減らしていては身が持ちません。

この悪循環を防ぐために、我が家では「極限まで家事のハードルを下げる仕組み」を作りました。

三種の神器に頼り切る

ドラム式洗濯乾燥機、ロボット掃除機、食洗機。この家電があるだけで、家事の大半は解決します。

自分が動けなくても「機械がやってくれている」という事実が、罪悪感を大きく減らしてくれました。

私の生活を底上げしてくれた「三種の神器」の実力

ドラム式洗濯乾燥機、ロボット掃除機、食洗機。これらがうつ病の私の心と体をどれほど救ってくれたか、こちらの記事で熱く語っています。

「家事ができない」と自分を責めてしまう方は、ぜひ機械に甘える勇気をもらってください!

「夫がダメなら外部に頼る」システム

夫が一通りの家事をこなし、料理も楽しんで作ってくれることは本当に大きな救いです。

「私がきつい時は夫にお願いする。でも、夫もきつい時は、コンビニ弁当やレトルト食品、なんならピザの出前に頼る!」というルールを夫婦で共有しています。

「今は堂々とシステム(家電や出前)に頼って休む時間だ」と脳に許可を出せる環境が、回復スピードを上げる一番の薬になります。

「ご飯が作れない…」と布団で泣きそうな日のお助けアイテム

夫も自分も限界の時は、迷わず「外部の力」に頼ってOKです!

私が実際にストックしている神アイテムや、「料理できない」自分を許すためのOT流・食事術はこちらにまとめています。

いざという時のサバイバル術として読んでみてくださいね。

3. 次のステップ:大好きな「着物」を使った意図的負荷テスト

最大の課題である「② イレギュラーからの回復スピード向上」をクリアするため、私は今、実践的なリハビリを始めています。

【ミッション】月に1回、着物で骨董市に出かける

ただの外出訓練ではありません。

自分の大好きなこと(着物・骨董市)をモチベーションにしつつ、以下の3つの鉄則を守って「小さくダウンして、早く回復する練習」を行います。

鉄則1:スタイリングで物理的ダメージを下げる

正絹の重い着物で全身をフル装備するのではなく、現代のアイテム(ブーツや洋風のインナー、軽い小物など)をミックスする和洋折衷コーデを取り入れます

身体への締め付けや物理的な疲労をコントロールすることが目的です。

鉄則2:帰る目安は「あと3時間いける」と思ったタイミング

出先で楽しいことをしていると、神経が高ぶってアドレナリンが出ているため、疲労をあまり感じません。

「楽しい!まだ見たい!」と思っている状態は、実は危険信号。

「もう少しお散歩して、ご飯を食べて帰ろうかな(あと3時間くらいはいけるかな)」と思ったタイミングが、一番の帰り時です。

体力を使い切らないことが鍵になります。

鉄則3:「徹底的にダラダラする日」をセットで予定する

骨董市の翌日は、あらかじめ「家事を一切しない回復日」として手帳に書き込んでおきます。

最初から「何もしない日」と決めておくことで、脳内ToDoリストの発生を防ぎ、身体のリカバリーにのみ専念します。

おわりに:子供に「我慢」をさせないために

妊活に向けた体力づくりは、むやみに重い荷物を持ったり、無理をして動き回ったりする「根性論」ではありません。

「ダメージを最小限に抑える工夫」「意図的に休む仕組み」を掛け合わせ、コントロール可能な範囲で少しずつイレギュラーへの耐性を上げていくこと。

それが、今の私にとっての「親になるための準備」です。

私が再度、子供を望むようになった大きな理由は「夫をお父さんにしてあげたい」という思いからです。

しかし同時に、強い不安もあります。それは、私のうつ病や体力不足のせいで、子供が「子供らしくいられない」状態になってしまうことです。

甘えたい時にお母さんに甘えられない。他の子よりも多くのことを我慢しなきゃいけない。

『となりのトトロ』のサツキとメイのように、お母さんに対して寂しい思いをさせることだけは、絶対に避けたいと思っています。

だからこそ、今はまだ焦らず、自分の現在地を確かめながら、一つずつ体力をつけるステップをクリアしていきたいと思います。

体力づくりの裏にある、私の「本当の葛藤」について

この記事では具体的な「体力のボーダーライン」やリハビリについて書きましたが、実は私の心の中には「いじめの後遺症」や「親になることへの深い恐怖」も渦巻いていました。

一度子供を諦めた私が、再び未来を望むようになるまでの「心の葛藤」と夫への想いについては、noteのエッセイで赤裸々に綴っています。

もしよければ、こちらの続きも読んでみてくださいね。

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