うつ病なのに「遊びだけできる」のは甘え?明るい自分に罪悪感を抱くあなたへ

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うつ病なのに「遊びだけできる」のは甘え?明るい自分に罪悪感を抱くあなたへ 休職2ヶ月目
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この記事を書いた人
おりを りお

うつ病になった作業療法士。障害者手帳、年金は3級。
うつ病と診断されて休職、退職、復職した経験を、当時の日記からブログに起こしています。
また、作業療法士の知識を生かして、精神疾患のある方やそのご家族向けの情報をまとめています。

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仕事や家事はできないのに、スマホを見たりゲームをしたり、遊びだけはできる…

本当は病気じゃなくて、ただの甘えなんじゃないか…

うつ病で療養していると、ふとこんなふうに自分を責めてしまうことはありませんか?

世間が思い描く「うつ病=一日中ずっと泣いて寝込んでいる」というイメージと、ゲームを楽しめたり、友達と笑って話せたりする「今の自分」とのギャップ。

「こんなに元気そうなら、働けるでしょ」という周囲からの無言のプレッシャー(あるいは自分自身の思い込み)に、押しつぶされそうになりますよね。

でも、作業療法士であり、私自身もうつ病を経験している立場から、ハッキリとお伝えしたいことがあります。

「遊びだけできる」のは、決して甘えや仮病ではありません。順調に回復している、何よりの証拠なんです。

今日は、私が過去に書いた闘病日記を振り返りながら、うつ病患者が抱える「遊べることへの罪悪感」の正体と、その乗り越え方についてお話しします。

おりをりお
おりをりお

前回は落ちた体力をつける方法について書いています!

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【過去の日記】「明るいうつ病患者」が抱えていた葛藤

まずは、私がまだ療養の真っ只中で、自分自身の「元気さ」に戸惑い、葛藤していた頃に書いた日記を少しだけ引用します。

私はよく「明るいね」と言われます。

X(旧Twitter)のスペース機能でフォロワーさんとお話ししていると、

うつ病だとは思わなかった!

もう良くなった人かと思った!

とよく言われます。

職場に書類の確認で電話した時も「思ってたよりも元気そうだね」と驚かれました。


うつ病患者へのイメージは、1日中塞ぎ込んでいるずっと泣いている、このあたりかなと思います。

間違ってはいないんです。調子が悪い時は本当にそんな感じですから…。

でも、気力と体力が回復してくれば、外出して遊ぶこともできるんです。

逆に言うと、回復の過程で「遊ぶことができるようになる」んです。仕事や負担の大きい家事ができる前に、ゲームなどの遊びができるようになるんです。

今の私はまさにその状態。だからネガティブになると、遊んでばかりの自分が嫌になることが多々あります。

「本当は私はうつ病じゃなくて、ただ甘えたいだけなんじゃないか」と落ち込みます。

だけど、これは回復している証拠。胸を張っていいと思うんです。

思い詰めるとうつ病も悪化してしまうので、遊びながら治療を続けるしかありません。

だから自分を責めてはいけない。むしろ、ここまで回復した自分を労ってほしいです。

なぜ「仕事は無理」でも「遊びだけできる」のか?

過去の日記を読んでみて、いかがでしたか?

「まさに今の私と同じだ!」と思ってくださった方も多いのではないでしょうか。

当時の私は、周りから「元気そうだね」と言われるたびに、嬉しい反面、「じゃあなんで働けないの?」と責められているような気がして、激しい自己嫌悪に陥っていました。

でも、今の私なら、当時の私にこうやって論理的に説明してあげられます。

なぜ「仕事は無理」でも「遊びだけ」はできるの?

それは、仕事(義務)と遊び(娯楽)では、消費するエネルギーの量が全く違うからです。

  • 仕事や家事
    責任感、プレッシャー、人間関係、マルチタスクなど、脳と心のエネルギーを「大量」に消費します。
  • 遊びやゲーム
    自分のペースでできる、責任がない、楽しいから脳の報酬系が刺激されてエネルギーが「回復」することもある。

うつ病のどん底(急性期)は、スマホの画面を見るのすら無理で、本当に1日中寝たきりになります。

そこから少しずつ心と身体のエネルギーが貯まってくると、「仕事をするほどの莫大なエネルギーはないけれど、ゲームや趣味をするくらいの小さなエネルギーなら出せる」という状態になります。

これが「遊びだけできる」の正体です。

コップに少しだけ水が貯まった状態なのに、周り(あるいは自分)が「水があるなら、バケツ一杯分の仕事をしろ!」と無理を言っているだけなのです。

「本当は病気じゃないのかも…」という自己嫌悪を捨てる

「遊べる自分」に罪悪感を抱き、「本当は甘えなんじゃないか」と落ち込んでしまう方へ。

作業療法士の視点からもお伝えしますが、心からサボりたくて仮病を使っている人は、「私って甘えなのかな…」とここまで深く悩み、自分を責めたりしません。

あなたが今、遊ぶことに罪悪感を抱いていること自体が、あなたが本来「とても真面目で責任感が強い人」であるという証明です。

そして、その真面目さゆえに心身をすり減らし、うつ病になってしまったのです。

おりをりお
おりをりお

真面目すぎて自分を責めてしまう時は、心の鎧を脱ぎ捨てて「アホになる」のも効果的ですよ!私の実践方法はこちらでお話ししています。

過去の日記にも書いた通り、「遊びができるようになる」というのは、うつ病治療においてものすごく重要で、喜ばしいステップです。

リハビリの世界でも、足の骨が折れた後やっとゆっくり歩けるようになった人に、「じゃあ走ってよ」と言う人はいませんよね。

心の回復も同じです。

「遊ぶ」「楽しむ」「笑う」という負担の少ないリハビリ(作業)を通して、少しずつ社会生活を送るためのエネルギーの総量を増やしていく時期なんです。

自分が今、回復のどの段階(ステップ)にいるのか知りたい方は、こちらの記事で詳しく解説しています。

まとめ:今は「遊びながら治療する時期」です

もし今日、あなたがゲームをしたり、YouTubeを見たり、お出かけをして「遊んでばかりでごめんなさい」と自分を責めそうになったら、この言葉を思い出してください。

おりをりお
おりをりお

今は、遊びながら治療をする時期なんだ!

どん底の時期を乗り越え、ようやく「楽しい」と感じられること、体を動かせること。

それは紛れもなく、あなたが長い長い治療に耐えて、ここまで回復してきた「証拠」です。

仕事や家事は、コップの水が満杯になって溢れそうになってからで十分間に合います。

今は焦らず、罪悪感という重い荷物を下ろして、堂々と「楽しいこと」をしてエネルギーを貯めてくださいね。

まだまだ先は長いかもしれませんが、自分をたくさん褒めながら、一緒に乗り越えていきましょう!

休職2ヶ月目は、1ヶ月目とはまた違う「焦り」や「現実感」に襲われる時期です。

私がこの時期をどう乗り越え、どんな処方箋を見つけたのか。

休職2ヶ月目のまとめ記事に詳しく書いていますので、今のあなたの回復のヒントを探してみてください。

おまけ:罪悪感なく「お家で休む」ためにやっておきたいこと

遊びながら治療するこの時期。

お家でゲームをしたり、一日中エアコンの効いた部屋でゆっくり過ごしたりする中で、ふと「働いてないのに、電気代ばかりかかって申し訳ない…」と、別の罪悪感を抱えていませんか?

お金の不安は、うつ病の回復を邪魔する大きな敵です。

心置きなく、100%の安心感で「遊ぶ・休む」ことに専念するためには、一番簡単な「固定費(電気代)の見直し」だけはやっておくのがおすすめです。

スマホから5分で「今の電気代がどれくらい安くなるか」シミュレーションしておくだけで、「まあ、電気代安いプランに変えたし、いっか!」と毎月のプレッシャーがグッと軽くなりますよ。

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