【体験談】うつ病の回復期、活動量のコントロールに迷う日々。「動く」と「休む」の境界線で。

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【体験談】うつ病の回復期、活動量のコントロールに迷う日々。「動く」と「休む」の境界線で。 休職3ヶ月目
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この記事を書いた人
おりを りお

うつ病になった作業療法士。障害者手帳、年金は3級。
うつ病と診断されて休職、退職、復職した経験を、当時の日記からブログに起こしています。
また、作業療法士の知識を生かして、精神疾患のある方やそのご家族向けの情報をまとめています。

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心が重く、感情がどこか遠くへ行ってしまったような、灰色の毎日。

うつ病の渦中にいるときは、楽しいという感覚さえも「平坦」になり、自分が何を求めているのかさえ分からなくなってしまうものです。

いつになったら、この真っ暗なトンネルから抜け出せるんだろう…

そんな焦りばかりが募り、少し動けるようになればなったで、今度は自分のさじ加減が分からなくて戸惑う……。

今回は、そんなトンネルの出口が見え隠れし始めた頃、活動量のコントロールに悩みながらも、不器用に前を向こうとしていたある日の日記を振り返ります。

おりをりお
おりをりお

前回は「障害の受容」なんて無理!というお話を書いています!

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過去の日記より:急性期を抜けて、少しずつ動き始めた頃

少しずつ外出ができるようになり、ようやく「休む」以外の選択肢が見え始めた時期の記録です。

今日はねお休みの日にしました!3日連続で出かけてたんですよ

初日がちょっと1時間ぐらい買い物して、二日目は30分ぐらい買い物して、三日目が旦那と外食に 近所なんですけど行ってきたりして

もうなんか夜寝る前に寝ちゃうみたいな(笑)

ご飯食べた後に少し寝てまた起きて、お風呂入って寝るみたいな生活になっちゃってたので(笑)

ちょっと今日はお休みの日にしました!

1日中ゴロゴロしたり、ちょっと気分転換に久しぶりにピアノ弾いてみたり、編み物してみたり

すんごいだらだらしましたね、ここ最近で1番だらだらした!

たまにはこういう休息大事ですね

結構寝たけどすごい体が 軽くなった感じがします

うつ病の療養って何だろうなって、最近思い始めてますね

急性期を抜けたと言うか、ちゃんと休まなきゃいけない時期を抜けて

今やるべきことが変わってきたから、ちょっと困惑してるのかなっていうのは少しあります

ちょっと体を動かして行こうねっていう方針になってきてるので…

最初はしっかり休んでくださいと言われたのがね

ちょっと戸惑ってるのもあるのかな

それでちょっと頑張りすぎちゃうところはあるかも

昨日のブログにも書いてますけど、ちょっと焦りすぎちゃうところがあるので、そこはほどほどに…

と言いながら明日旦那とカラオケに行ってきます(笑)

多分帰ってきたらぐったりです(笑)

でも楽しみ!

今までしょっちゅう行ってたのに、病気してからカラオケってパタリといかなくなっちゃったから、すごい楽しみです!

なので明日は倒れるの覚悟で、楽しんで来ようかなと思います

学習しないな!まあそういうのも大事だよね(笑)

【今、思うこと】燃料切れのサインを見逃さない、戦略的な「ダラダラ」

作業療法士(OT)としての視点で見ると、この時期の葛藤は非常に大きな「回復のサイン」でもあります。

急性期は、とにかく「休むこと」が唯一の仕事でした。

しかし、少しずつエネルギーが貯まってくると、主治医や周りから「少しずつ動いてみよう」と言われ始めます。

この「休む」から「動く」へのギアチェンジが、実は一番難しいのです。

自分の電池残量がどのくらいなのか、まだ正確に把握できていない状態。

だからこそ、3日連続で出かけて夜に気絶するように寝てしまう……といったオーバーワークが起こります。

これは「学習していない」のではなく、自分の限界を不器用に見極めようとしている証拠です。

おりをりお
おりをりお

仕事ではなく「自分の好きなこと・楽しい予定」なら動けると思ったのに、やっぱりすぐに電池切れになってしまう。
そんな、自分の限界が分からずに葛藤していた頃のリアルな記録はこちらに綴っています。

日記の中で、ピアノを弾いたり編み物をしたりして過ごした「お休みの日」のことが書かれていますが、これはリハビリにおいて非常に重要な意味を持ちます。

ただ寝るだけの休息から、自分の好きなことに少しだけ手を伸ばす「能動的な休息」へ

ここで「体が軽くなった」と感じられたのは、心と身体が納得してエネルギーをチャージできたからです。

倒れる覚悟で楽しむ日があっても大丈夫です。それは、あなたが『自分』を取り戻そうとしている大切な一歩だから

おりをりお
おりをりお

100点満点のコントロールなんてできなくて当たり前。
明日のぐったりは、今日を生ききった勲章にしましょうね!

綺麗な言葉でまとめなくていい。不格好な「ほどほど」を愛すること

「学習しないな!」と笑いながら、翌日のカラオケに向けて倒れる覚悟を決める。

この泥臭いまでの「生きたい」という欲求こそが、病気に奪われていた本来の自分です。

おりをりお
おりをりお

うつ病のどん底にいる時は、何を見ても感情が平坦で動きませんでした。
そこから「カラオケに行きたい!楽しみ!」と、再び心がワクワクするサインを感じられるようになった日の記録はこちらです。

うつ病になると、どうしても「正解」を探してしまいます。どう動くのが正しいのか、どう休むのが効率的なのか。

でも、病気との生活に万人に当てはまるマニュアルなんてありません

焦りすぎて失敗することもある。 楽しかった代償として、翌日に寝込んでしまうこともある。

「病気になって良かった」なんて、到底思えない。それでいいんです。

その不格好な試行錯誤そのものが、今あなたが懸命に生きている証拠だから。

「ほどほどに」という言葉は、決して手を抜くことではありません。

自分の脆さを認めながら、それでも大切にしたい「楽しみ」のために、あえて少しだけ無理をしてみる。

その境界線を、何度も踏み越えたり引き返したりしながら、私たちは自分なりの「歩き方」を覚えていきます。

カラオケでぐったりしても、何も間違っていません。今はその「楽しみ」に、全身で浸かりましょうね。

おりをりお
おりをりお

「しっかり休まなきゃ」「でも少しは動かなきゃ」と、回復期特有のどうしようもない「焦り」に飲み込まれそうになった時。
私が知恵袋を読み漁るのをやめて見つけた、焦りを手放すための具体的なヒントはこちらにまとめています。

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