【体験談】うつ病で消えた感情が戻るサイン。「ワクワク」を久しぶりに感じた日の記録

※本記事には、一部アフィリエイトリンク(PR)が含まれます。

【体験談】うつ病で消えた感情が戻るサイン。「ワクワク」を久しぶりに感じた日の記録 休職3ヶ月目
スポンサーリンク
この記事を書いた人
おりを りお

うつ病になった作業療法士。障害者手帳、年金は3級。
うつ病と診断されて休職、退職、復職した経験を、当時の日記からブログに起こしています。
また、作業療法士の知識を生かして、精神疾患のある方やそのご家族向けの情報をまとめています。

おりを りおをフォローする

うつ病のどん底にいる時、一番辛いことの一つが「感情が平坦になってしまうこと」ではないでしょうか。

何をしても楽しくないし、以前好きだったものにも興味が持てない。先のことを考えて「ワクワクする」なんて感情は、もう一生戻ってこないんじゃないか……。

休職中の私も、ずっとそんな風に絶望していました。

今回は、そんな真っ暗なトンネルの中にいた私が、久しぶりに「ワクワク」という感情を取り戻した日の日記を振り返ります。

うつ病で感情がなくなってしまったと悩んでいる方に、少しでも希望の体験談として届きますように。

おりをりお
おりをりお

前回は「外出すると寝込む」ことについて書きました!

スポンサーリンク

過去の日記より:久しぶりのワクワクと、受け入れられない本音

まずは、休職中に少しずつハンドメイド(レース編み)を作り始めた頃の日記を引用します。

昨日お出かけしたんですけど、今日も30分くらい買い物してきました

疲れた…もういくらでも寝れちゃう感じですね

その後なんとか起きて編み物して、メルカリで出品するためのドイリー(レース編み)を作ってました

今日やりたいことはとりあえず全部できたけど、今雨が降るせいか頭が痛いです

目標に着々と進んでる感じがするのはとても嬉しいです

明日の朝うまく写真を撮って、メルカリに出品できたらいいなって思ってます

何かいいねこういうの、ワクワクする感じがすごく久しぶり

うつ病になる前も診断される前も、コロナで何もできない日々が続いてずっと沈んでたので

良い経験なんじゃないかな、かといって「うつ病になってよかった」とは思えないですけどね

多分自分でも、まだ受け入れられてないんだろうなと思っちゃうこともありますね…

……なんかちょっとネガティブになってきてるかもしれない!

今喋りながら思いました、ちょっと今日要注意だなあ

多分もう少しで旦那も帰ってくると思うので、そしたら晩御飯なんでね

お腹が満たされれば元気になるでしょう!

こんなんばっかでごめんなさい(笑)

記録になるからいいと思うんだけどね!

【今、思うこと】「明日」を楽しみにできるのは、エネルギーが溜まった証拠

この日記を読み返して、当時の自分に「これはものすごく大きな回復のサインだよ!」と伝えたくなりました。

うつ病が一番ひどい時期は、脳のエネルギーが完全に枯渇しているため、「今日をどう生き延びるか」で精一杯になります。

「明日〇〇ができたらいいな」と未来のことを考えてワクワクするのは、脳にしっかりとエネルギーが溜まってきている確かな証拠なのです。

おりをりお
おりをりお

明日の朝、うまく写真を撮って出品したい!

そんな日常の小さな目標に対して「ワクワク」という感情が自然と湧き上がってきたことは、病気を乗り越えていく過程でとても重要な体験でした。


レース編みなど、大好きなハンドメイドをしているとワクワクしますが、同時に「ものすごく疲れる(そして寝落ちする)」というのも回復期あるあるです。

なぜ楽しいことをしているのに疲れてしまうのか、作業療法士の視点で解説したこちらの記事も参考にしてみてください。

また、私は比較的メルカリなどのフリマアプリに慣れていますが、トラブルはやはりありました。

  • 不用品を売りたいけどフリマアプリでやり取りをするのはしんどい…
  • すこしでも身の回りのものを売ってお金にしたい…

そんな悩みをお持ちの方は、こちらの記事を読んでみてください。

フリマアプリ以外の不用品回収サービスをまとめています。

「うつ病になって良かった」なんて思えなくていい

そして、この日記の中で私が一番リアルだなと思うのは、「ワクワクする感情が戻ってきたからといって、うつ病になって良かったとは全く思えない」という本音です。

闘病記の中には、「病気になったからこそ大切なものに気づけた」「うつ病に感謝している」といった綺麗な言葉を見かけることがあります。

でも、当時の私はそんな風には到底思えませんでしたし、病気を受け入れることすらできていませんでした

それでいいんです。今でも「あの苦しい時期があってよかった」とは手放しで言えません。

綺麗な言葉でまとめようとせず、この葛藤をそのまま「記録」として残しておいてくれた当時の自分を褒めてあげたいです。


日記にも書いた通り、ワクワクする感情が戻ってきても「うつ病になってよかった」とは全く思えませんでした

闘病記によくある「病気に感謝」という綺麗な言葉への違和感や、どうしても病気を受け入れられないドロドロとした本音については、こちらのnoteで赤裸々に綴っています。

自分の「ネガティブ」を実況中継する防衛スキル

最後に、この日記のもう一つの大きな成長ポイントがあります。

それは、「今喋りながら、自分がネガティブになってきていることに気づいた」という部分です。

おりをりお
おりをりお

当時のこの日記は、音声入力で書いていました!

「ちょっと今日要注意だなあ。でも、夫が帰ってきてご飯を食べてお腹が満たされれば元気になるでしょう」

自分の感情が落ちていく波にリアルタイムで気づき(客観視し)、さらに「ご飯を食べれば回復する」という物理的な対処法まで用意できている。

これは、療養生活を通して少しずつ身についた、自分を守るための最強の防衛スキルでした。

もし今、あなたの中に「ワクワク」や「楽しい」という感情が湧いてこなくて不安に思っていても、焦らないでくださいね。

脳がしっかりと休まり、エネルギーが溜まってくれば、あの平坦だった心に少しずつ色が戻る日が必ずやってきます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました