
うつ病の療養中、少し調子が良くて外出できたのに、帰宅後や翌日に反動で寝込んでしまいます

やっぱりまだ治っていないのでしょうか
Yahoo!知恵袋などのQ&Aサイトを見ていると、このような悩みをよく見かけます。
外に出られた嬉しさの後に、どっと疲れが押し寄せて何もできなくなる。あの絶望感、痛いほどよくわかります。
今回は、私が休職中に「少しお出かけできた日」の日記を振り返りながら、外出後の極端な疲労や、心が過敏になってしまう理由について、今の視点からお話ししたいと思います。

前回は趣味のハンドメイドでも疲れてしまう理由について書きました!
過去の日記より:お出かけ達成!でも帰宅後に……
まずは、近所にお買い物ができた日の日記を引用します。
今日はお出かけしてきました!
メルカリで出品するための梱包の諸々を中心に、ちょっと100均寄ったり、カルディでチャイの素とかおやつ買ったり
久しぶりに外に出ると、ちょっと気分転換なりますね
いつもは、帰ってから疲れちゃって動けなくなり、ネガティブに落ちちゃうことが多かったんですけど、今日はただただ寝ちゃって
今いくらでも寝れちゃうんですよね(笑)
だから、いつものネガティブに移行する流れはありませんでした
でも……Twitterのタイムラインで「いじめ」っていう言葉を見て、フラッシュバックを起こしちゃってネガティブになってました
普段は文字を見るだけでそこまで過敏じゃないんですけど、疲れてると閾値(いきち)が下がっちゃうんですかね
頓服を飲むほどじゃなかったですけど、旦那にはしがみついてました(笑)
まあ良かったんじゃないかなと思います
あと、体重が1キロぐらい増えてて!
体力がついたなーと思ってたんですけど、体重が戻ってきたのもあるかもしれないですね
【今、思うこと】外出して寝込むのは「脳の強制シャットダウン」
この日記を振り返って、当時の自分や、知恵袋で「外出後に寝込んでしまう」と悩んでいる方に伝えたいことがいくつかあります。
作業療法士(OT)としての視点も交えると、うつ病の回復期における外出は、本人が思っている以上に「ものすごい情報量の処理」を伴います。
景色、音、人の気配、お店の陳列、そして「歩く」という動作。
これらを一気にこなした脳は、帰宅した瞬間にエネルギー切れを起こし、「これ以上動いたら危険!」と体を強制シャットダウン(=寝込む)させます。
だから、外出の後に寝込んでしまうのは、病気が悪化したのではなく、脳が正常に防衛反応を働かせている証拠なのです。
外出後にどっと疲れて寝込んでしまうのは、目や耳から入る「情報量」を脳が処理しきれなくなるからです。
実はこの「情報処理の疲れ」、うつ病の時に大好きな音楽(J-POP)が聴けなくなってしまうのと同じメカニズムなんです。
作業療法士の視点で解説したこちらの記事も、自己嫌悪を手放すヒントになりますよ。
疲労が「心のバリア」を壊す
そしてもう一つ、この日記の重要なポイントが「フラッシュバック」です。
普段ならスルーできるSNSの言葉に過敏に反応してしまったのは、まさに「疲労によって心のバリア(閾値)が下がっていた」からです。
体力が削られている時は、心を守るエネルギーも残っていません。
「外出できたから元気になった」と勘違いしがちですが、実は心はとても無防備な状態になっています。
外出から帰った後は、なるべくスマホやテレビなど情報量の多いものから離れ、外部からの刺激を遮断して「ただただ寝る」のが一番の正解だったんです。
心が過敏になっている時の「お守り」
疲労で心のバリア(閾値)が下がっている時は、普段なら気にならないSNSの言葉や他人の目が刃物のように刺さってしまいますよね。
そんな理不尽な刺激から自分を守るために、私が身につけた「心にギャルを飼う」という最強のバリアの作り方はこちらです。
体重の増加は、回復のバロメーター
最後に日記の末尾で触れていた「体重が1キロ増えた」という記録。
うつ病が一番ひどかった時期、私は食欲がなくなり激ヤセしてしまっていました。
そこから少しずつ体重が戻ってきたことは、確実に「体力の底上げ」に繋がっていました。
「外出して寝込む」を繰り返しながらも、少しずつ体力がつき、心のバリアが厚くなり、今では週に数回パートへ出られるまでになりました。
「外出して寝込んでしまった」と自分を責める必要は全くありません。
それは確実に、あなたの体がリハビリを乗り越えようとしているサインです。
薬に頼らず、夫にしがみついてやり過ごした当時の自分を、今なら「よく頑張ったね」と褒めてあげたいです。
「外出が怖い」「出先で具合が悪くなったらどうしよう」と悩むあなたへ
今回の日記のように、うつ病の療養中は「外に出たい気持ち」と「出先で疲れて動けなくなったらどうしようという不安」が常にせめぎ合っていますよね。
もしあなたが、外出に対して強い不安を感じているなら、「ヘルプマーク」や「サポートバッジ」を自分のお守りとして持っておくことをおすすめします。
「うつ病でヘルプマークをつけてもいいの?」と悩む方も多いですが、外から見えない精神疾患こそ、いざという時に周りにSOSを出せるお守りが必要です。
私が実際に使って「これがあって本当に助かった!」と感じたヘルプマーク関連の便利グッズや、パニック発作を周囲に伝える可愛いバッジなどをこちらの記事で厳選して紹介しています。

無理に「ちゃんとしなきゃ」と気を張るのではなく、頼れるアイテムに頼って、あなたのお出かけが少しでも安心できるものになりますように!









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