【体験談】うつ病で休職中「早く良くなりたい」と焦るあなたへ。フルタイムを諦めて見つけた小さな一歩

※本記事には、一部アフィリエイトリンク(PR)が含まれます。

【体験談】うつ病で休職中「早く良くなりたい」と焦るあなたへ。フルタイムを諦めて見つけた小さな一歩 休職3ヶ月目
スポンサーリンク
この記事を書いた人
おりを りお

うつ病になった作業療法士。障害者手帳、年金は3級。
うつ病と診断されて休職、退職、復職した経験を、当時の日記からブログに起こしています。
また、作業療法士の知識を生かして、精神疾患のある方やそのご家族向けの情報をまとめています。

おりを りおをフォローする

長い期間休職なんてできないから、早く元の生活に戻らなきゃ!

早く良くなりたい…

うつ病で休職していると、このような思いばかりが空回りして苦しくなることはありませんか?

体は動かないのに、頭の中だけは将来の不安でぐるぐる回って、焦りだけが募っていく。休職中、誰もが一度はぶつかる壁ですよね。

今回は、そんな「良くなりたいのに焦ってしまう」という葛藤のど真ん中にいた頃の私の日記を振り返りながら、作業療法士(OT)としての今の視点で、その焦りとの付き合い方や、完璧主義を手放すヒントについてお話しします。

おりをりお
おりをりお

前回は初めてのカウンセリングについて書いています!

スポンサーリンク

【過去の日記】フルタイム復帰への絶望と、小さな挑戦

まずは、休職して少し経った頃の私のリアルな日記です。

頓服薬を飲むほど調子が悪い日と、ハンドメイドに挑戦し始めた前向きな日が混ざり合った、とても生々しい記録です。

今日もさっきまですごい沈んでて、頓服を飲んでやっと落ち着いたところです

やっぱり調子が悪い時は続いちゃいますね、仕方ない

でも最近頑張れてることがあって、レース編みのオリジナルの編み図を、今着々と作っております

前も桜のやつあげたかな

ひまわりとコスモス作ったけど、ちょっとコスモス微妙かな(笑)

楽しみながら作れてるので、そこはすごくいいかなと思ってます

素人のハンドメイドなので最初はクオリティ低くても、とりあえず出してみようかなと思うんですけど

だんたんクオリティは上げていってね、お小遣い程度にでもなれば万々歳!作るのも楽しいし!

自分の趣味がね、小遣い稼ぎぐらいになったら一番いいもんな

仕事もフルタイムで戻れるかわからないので

フルタイムで働いてる自分は想像できないな、とも思っちゃうけど、そこはもうなるようにしかならない

手帳も申請中なので何級になるか分からないけど、年金ももしかしたら該当になるかもしれないし

どのみちまだまだ先の話なので、今考えても仕方ないと思いながら、頭のどこかで考えちゃうような感じですね

焦りは良くない、わかっちゃいるんだけどな…難しいですね

「早く良くなりたい」という思いが生む、強烈な焦り

日記の冒頭にあるように、この頃の私はまだ頓服薬(エビリファイなど)を手放せない状態でした。

「早く良くなりたい」と強く願っているのに、現実は調子の悪い日が続く。そのギャップが、「焦っちゃうよね」という言葉に表れています。

うつ病の回復期において、この「良くなりたい」という前向きなエネルギーはとても大切です。

しかし、それが「早く元のフルタイム勤務に戻れるくらい、完璧に健康にならなきゃ」という高い目標に向かってしまうと、一気に自分を苦しめる呪縛に変わってしまいます

「先の話を考えても仕方ない」と頭では分かっていても、心が勝手に将来の不安を想像してパニックになってしまうんですよね。

「早く仕事に戻らなきゃ」と頭では分かっているのに、心がパニックになって体が動かない…。
そんな「頭と体と心がバラバラ」になってしまう休職中の強烈な焦りとの向き合い方は、こちらの記事で詳しくお話ししています。

完璧じゃなくていい。「とりあえずやってみる」の凄さ

そんな焦りの中で、当時の私が無意識に見つけていた素晴らしい生存戦略があります。それが「ハンドメイド(レース編み)の販売準備」でした。

作業療法士(OT)の視点から見ても、これはうつ病からの回復において100点満点のアクションです。

何より素晴らしいのは、「素人のハンドメイドなので、最初はクオリティ低くても、とりあえず出してみようかな」と思えていること。

うつ病になりやすい人は、どうしても「完璧じゃないと出す意味がない」「失敗したらどうしよう」という完璧主義に陥りがちです。

でも、「微妙かもしれないけど、楽しんで作れているからいいや」「とりあえずやってみよう」とハードルを極限まで下げられたことは、心が少しずつ柔軟さを取り戻してきている確かな証拠でした。

私が休職中にハマった「編み物」。実はこれ、ただの暇つぶしではなく、作業療法士の視点から見ても非常に理にかなった「脳のリハビリ」なんです。
なぜ手作業がうつ病の回復に効くのか、その秘密はこちらで解説しています。

フルタイムだけが正解じゃない。自分サイズの社会復帰へ

  • 「仕事もフルタイムで戻れるかわからない」
  • 「フルタイムで働いている自分は想像できない」

日記に書かれたこの言葉は、一見するとネガティブな絶望に聞こえるかもしれません。

でも今の私から見れば、これは「自分を守るための、正しい諦め」の第一歩でした。

障害者手帳の申請や障害年金の受給も視野に入れながら、「自分の趣味がお小遣い稼ぎくらいになったら一番いいな」と考えること。

これは、「週5日フルタイムで働くことだけが『良くなった』という証明ではない」と、自分なりの新しい生き方(自分サイズの社会復帰)を模索し始めた瞬間だったんです。

「もう週5日のフルタイムで働くなんて絶対に無理…」と将来のお金に不安を感じている方へ。
外で働けなくても大丈夫です。私のように「パート×在宅」のハイブリッド型など、自分サイズの働き方を見つけるためのロードマップを作りました!

まとめ:焦る自分も、まるごと許してあげよう

おりをりお
おりをりお

焦りは良くない、わかっちゃいるんだけどな…

休職中、この葛藤は本当に最後までついて回ります。

でも、焦ってしまうのは、あなたが「自分の人生をなんとかしたい」「良くなりたい」と一生懸命に生きている証拠です。

調子が悪くて頓服を飲む日があってもいい。クオリティが低いハンドメイドでもいい。フルタイムに戻れなくてもいい。

「まあ、なるようにしかならない」と呟きながら、今日一日を生き延びた自分に、大きな花丸をあげてくださいね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました