【うつ病休職中】仕事復帰への焦り…「頭と体と心」がバラバラに

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【うつ病休職中】仕事復帰への焦り…「頭と体と心」がバラバラに おりをりおのうつ病闘病記録
この記事を書いた人
おりを りお

うつ病になった作業療法士。障害者手帳、年金は3級。
うつ病と診断されて休職、退職、復職した経験を、当時の日記からブログに起こしています。
また、作業療法士の知識を生かして、精神疾患のある方やそのご家族向けの情報をまとめています。

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うつ病で休職していると、「早く仕事に戻りたい」という気持ちとなかなか回復しない体の間に大きなギャップを感じて、焦ってしまうことってありますよね。

「焦っちゃダメ」って頭では分かっているのに、焦りがどんどん募っていく…。

今回は、そんな私自身のリアルな経験とその中で気づいたこと、そして同じように焦りを感じているあなたへ伝えたいことをお話しします。

「頭と体と心がバラバラ」だと感じるのは、あなただけじゃないかもしれません。

前回は、うつ病の「異常な倦怠感」について書きました。

「仕事に戻りたい」のに体が動かない…私の焦り

休職中、ふと職場のことを考えると「早く戻りたいな」って強く思います。

でも、今の自分の体の状態を考えるととても「無理」だと感じるんです。

これは、私が感じたことを綴った日記の一部です。

今日は割と元気で、お昼ご飯食べてからはずっとやりたかったアルセウスをやってました!

楽しい!チュートリアルの文字地獄は頭が痛くなったけど…(笑)

やっぱりまだまだ本とかは読めなさそうです(笑)
音楽もまだだめです(笑)

その後は少し休憩して編み物して夜はお寿司を食べにいくそうです
明日はきっと1日寝込むでしょう

そういう時があってもいいよね、と最近は開き直ってます

今日は久しぶりに職場のLINEが動きました

うちの職場は規模が小さいので 同じ科の連絡手段はLINEです

私の職場は高齢者施設で、こういう言い方は失礼かもしれませんが可愛らしいおじいちゃんや おばあちゃんたちが大勢います

私くらいの年代は孫やひ孫なので、よく可愛がってもらってました

ですがやはりこういう場所なのでお別れをすることもあります
100歳を超えてらっしゃる方も いますからね

私が休職している間、担当の方が亡くなってたら悲しいな、寂しいなと思ってしまいました

しっかりお顔を見てお別れできれば実感も湧くのですが、不思議なことにお休みの日にお別れになると全然実感がないのです

だから休職中にお別れになってしまう方は…さみしいな…

こればかりは自分達でどうにかできるようなことでもありませんからね
仕方ないのは重々承知です

私職場好きだったんだな…戻りたいな…

戻りたい気持ちと焦り:頭では分かっているのに…

日記にも書いた通り、私にとって職場はとても大切な場所です。利用者さんたちに囲まれ、孫のように可愛がってもらっていた日々は私にとって大きな喜びでした。

だからこそ、「またあの場所に戻りたい」と強く願っています。

しかし、現実は厳しいものですよね。

当時の私は「一日中起き上がっていることもできない」状態。

そんな身体でどうやって仕事に戻れるんだろう…と考えると、どうしても焦りが募ってしまいます

「焦るとうつ病の治りが遅くなる」とよく言われますが、頭では分かっていても焦らないのは本当に難しいことです。

お金の心配はもちろん、職場の人間関係や周りに迷惑をかけているんじゃないかという気持ちも、焦りをさらに大きくする原因になっています。

休職している方の多くが、私と同じように「早く戻りたい」という気持ちと戦っているのではないでしょうか。

「頭と体と心がバラバラ」な感覚の正体

焦りが募ると同時に、私が感じるのは「自分って変なのかな?」という疑問です。

日記の最後の部分には、そんな気持ちを書いていました。

でも今の状態じゃとても戻れないな…1日起き上がってることもできないのに

焦るとうつ病の治りは 遅くなるといいます
でも全く焦らないなんて無理ですよね

もちろんお金の心配もあるし人間関係もあるし
休職している方の多くは 早く戻りたいと思うものだと思います

まずは目の前のことを1つ1つこなしていかないといけないと分かってはいるのですが

焦っちゃいますよね

頭じゃ分かってはいるんですよ
でも頭と心ってのは別物でね…体はついてこないし…

うつ病になってから「頭と体と心がバラバラになった」という感じがします

…私だけかな?うつ病の皆さんそうなのかな?

うつ病が良くなってくるとこの感覚もなくなってくるのかな

頭では「こうしなきゃ」「早く良くなりたい」って思うのに、心がそれに追いつかない。さらに体もいうことを聞かなくて、思うように動いてくれない。

まるで、頭と体と心がバラバラになっているような感覚なんです。

この感覚は、うつ病になってから特に強く感じるようになりました。

私だけがこんな風に感じているのかな?それとも、うつ病を経験している多くの人が、同じような感覚を持っているのでしょうか。

もし病気が良くなったら、このバラバラな感じもなくなってくるのかな…なんて、日々考えていました。

おりをりお
おりをりお

約4年たった今、この感覚はかなり薄れました!
それでも体はやっぱりついてこないので、気長にやってます。

焦る気持ちとどう向き合うか:私の過ごし方

「焦ってはいけない」と頭では分かっていても、焦ってしまうのは自然なことです。

私自身も完全に焦りをなくすことはできていません。でも、少しでも焦りと上手に付き合うために、意識していることがあります。

  • 「そういう日もある」と自分に許す
    たとえば、日記にあるように、ゲームを楽しくやった次の日に体がだるくて寝てしまう。
    そんな時でも「このパターンは知ってるし、今日は寝ていいんだ」と自分に許可を出すようにしています。
    完璧を目指さず、自分の体の声を聞くことが大切です
  • 「何もしない」を恐れない
    無理に動こうとせず、「今日は何もしない!」と決めて、とにかく体を休める日もつくります。
    これは決してサボりではなく、回復のための大切な時間だと考えるようにしています。
  • 小さな楽しみを見つける
    体が動かなくてもできる、ゲームや編み物のように、自分が「楽しい」と感じることを少しでも取り入れると、気分転換になります。
  • 医師の言葉を支えにする
    主治医から「無理しないように」と言われている言葉は、頑張りそうになった時に「休んでもいいんだ」と思わせてくれるお守りです。

今はまだ、仕事復帰は遠い道のりのように感じるかもしれません。

でも、焦らず自分の心と体の声に耳を傾けながら、一歩ずつ前に進んでいきたいと思っています。

おりをりお
おりをりお

職場に復帰した今も、早く体力がついてほしいと焦っています。
この感情は常について回るものだ、と諦めてからは楽になりました!

うつ病で同じように焦るあなたへ伝えたいこと

もし今、あなたも仕事復帰への焦りを感じていて「頭と体と心がバラバラ」だと感じているなら、伝えたいことがあります。

  • 焦ってしまうのは自然な感情: あなただけが焦っているわけではありません。休職中の多くの人が、同じように不安や焦りを感じています。
  • 自分を責めないでください: 体が思うように動かないのは、あなたのせいではありません。病気の症状です。どうか自分を責めないでくださいね。
  • 無理は絶対にしないこと: 少し調子がいい日があっても、そこで無理をしてしまうと、かえって回復が遅れてしまうことがあります。自分のペースを大切にしてください。
  • 「何もしない日」も大切: 頑張れない日があっても、それは決して無駄な時間ではありません。体を休めることで、心もゆっくり回復していきます。

うつ病の回復には時間がかかります。焦らず一歩ずつ、あなたのペースで進んでいきましょう。

このブログが、少しでもあなたの気持ちを楽にする手助けになれば嬉しいです。

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