
体が鉛のように重たい…

朝からもう疲れてる…
うつ病を抱えているあなたなら、理解していただけると思います。
一般的な「疲れた」とは全く違う、うつ病特有の「異常な倦怠感」。それは、周囲になかなか理解されにくく一人で抱え込みがちなつらさです。
私自身も、うつ病で休職中にこの正体不明の倦怠感に苦しめられてきました。
今回は私のリアルな体験談を交えながら、この「異常な倦怠感」がどのようなものなのか、そしてどう付き合ってきたのかを詳しくお話しします。
同じような症状に悩むあなたの心が、少しでも軽くなるヒントになれば嬉しいです。
前回は編み物について解説しました。
【経験談】「ディズニー帰りの疲れ」が毎日続く感覚
これは、体調が優れなかったある日の日記です。
今日はねなんかすごい疲れちゃって 体重いんですよ
昨日家の近くで外食してちょっと買い物して帰ってきたからだと思うんですけど、その後も1時間ぐらい寝ちゃって
お風呂入るにも… 私はお風呂入んないと気持ち悪くて寝れないたちなので…
栄養剤飲んででもお風呂入る人なんですけど
昨日はチョコ食べながらごまかしごまかしでなんとか入って寝た感じなんですね今朝も体だるくて、旦那が遅起きなのを良い言い訳にして遅起きして
朝ご飯食べて爆睡してお昼ご飯食べて爆睡して今に至ります
もう寝てばっかり!
もういいんです!今日は何もしない!とにかく休みます!普通の人の疲れたのレベルと、うつ病の人の疲れたのレベルって全然違うと思うんですよね…
私も働いていた時は、常にディズニー帰りの疲れってよく説明してましたね(笑)
体痛い重いみたいな(笑)運動量減ってるから全身筋肉痛で、結構階段とか何往復もするような仕事だったので…
休職してからは筋肉痛はほとんどなくなったんですけど、体重いのは普通にありますよね
朝起きても夜の疲れぐらいの感じは、もう普通によくあるくらいですね
多分普通の人にはわかんないんだろうなこの感じは…
朝から働いた後の疲れって言ってもね…うつ病の方は 多分共感してくださると思うんですけど…今日は全然体が動かない日です!何もしません!そういう日も大事!
先生からはもともと無理するなと言われてるので…免罪符がたくさんあるの(笑)
うつ病の異常な倦怠感とは?
日記にもあるように、うつ病の倦怠感は「普通の人の疲れたのレベルと全然違う」ものです。
私が感じていたのは、以下のような特徴でした。

パート勤務できるようになってからも、「1日の疲れを3日かけて癒やす」というのがなかなか理解されませんでした…
「お風呂も億劫」…日常生活への影響
この異常な倦怠感は、日常生活のあらゆる場面に影響します。
私の場合、日記にあるように以下のような影響がありました。

時には「お風呂に頑張って入るために自傷する」なんてこともありました…
お風呂がつらい方向けに、私が助けられたお風呂グッズの紹介もしています!
「何もしない」を自分に許す勇気と医師の言葉
うつ病の「異常な倦怠感」と向き合う上で、最も大切だと感じたのは「何もしない日」を自分に許すことでした。
日記にも「もういいんです 今日はね何もしない 何もしない!とにかく休みます!」と書いたように、頑張れない自分を責めるのをやめ、「休むこと」を最優先にしました。
私を支えてくれたのは、主治医からの「無理するな」という言葉です。この言葉は、私にとってまさに「免罪符」でした。
社会で生きる私たちは「休むこと」に罪悪感を抱きがちです。しかし、うつ病の回復には十分な休息が不可欠であることを主治医の言葉が教えてくれました。
疲れている時に無理をして動けば、症状は悪化する一方です。
時には、栄養剤の力を借りてお風呂に入るなど最低限のことだけをこなし、あとはただひたすら休む。それが、私にとっての「対処法」でした。
周囲の理解と、同じ症状に悩むあなたへ
この「異常な倦怠感」は、周りの人にはなかなか理解されにくい症状です。
見た目には元気そうに見えるのに、なぜか動けない。そんな葛藤を抱えている方も多いのではないでしょうか。
「朝から働いた後の疲れって言ってもね、うつ病の方は多分共感してくださると思うんですけど…」という日記の一節は、まさにそのもどかしさを表しています。
もしあなたが今、私と同じようにこの異常な倦怠感に苦しんでいるなら、伝えたいことがあります。
うつ病の回復は、一進一退を繰り返すこともあります。
でも、焦らずゆっくりと、あなたのペースで進んでいきましょう。
この「異常な倦怠感」と上手に付き合いながら少しずつあなたのペースを取り戻せるよう、応援しています。








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